週刊少年チャンピオン2014年28号

板垣恵介刃牙道』/柱に残る刀傷、みたいなものか。花山も今後色紙の握りつぶしとかやり出しそう。武蔵は研究員の一人くらい殺しかねないな。
渡辺航弱虫ペダル』/「アッブゥ!!」てもうセリフじゃないかよ。同じ“変態”でも泉田は属性、銅橋は現象。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/毎年続くなあ、父の日ネタも。オチのクズ親父っぷりがさすがだ。
増田英二『実は私は』/蛍やチョウチンアンコウじゃないんだから…。こっちの校長も十分にクズっぷりであるな。
佐藤タカヒロ『バチバチBURST』/ここで渾身の、誇示の張り手。ここまでかどうか。
荒達哉『ハリガネサービス』/わりとあっさり認め合うんだな、と思ってしまうのはうがった見方が過ぎるか。さわやかである。
●宮崎克・吉本浩二ブラック・ジャック創作秘話 〜手塚治虫の仕事場から〜』/シリーズ連載最終回。ブラック・ジャック終了、手塚治虫逝去。それでも意志は継がれ、3年後に手塚プロダクション漫画部解散。この見開きはすごいな。大量の作品を描き続けることが、大勢の人間が揃ってあることとイコールであり、それを夢として見れた時代と実現せしめた才能の物語だった。そこに集った人々の、夢と意志の物語であった。/熱い群像劇であり、時代の証言であり、マンガをとりまく人間悲喜劇でもありました。おもしろかった。ありがとうございました。
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/虎だ、虎になるんだ。
●瀬口忍『囚人リク』/持つべきものは有能な部下。ただリクの性格からして、この火種をそのまま放置することもなさそうなんだよな。
古谷野孝雄ANGEL VOICE』/ここで決められてなお、走る、走る。熱い。
木々津克久名探偵マーニー』/マーニーの母とメカニックも因縁ありか。救いの手も選ばねばならない、と。
藤近小梅『ペーパーブレイバー』/主人公らがラブコメ化しつつある分、外野の平和さは救いかもしらんが。大食いはジョブとは無関係?
●窓ハルカ『中古ビデオ屋の女店員X』/読み切り4ページ。ガロ系の底割った作風ラインといいますか。
●川地和樹『オーマガ町の怪』/集中連載最終回。愛は勝つ、勝つのだ。明るさ堅持の作風で、全編楽しく読み通せた。お疲れさまでした。
石黒正数木曜日のフルット』/紙芝居屋は駄菓子の収入が主眼なのでは…。客寄せになる知名度はあるってことか。