別冊少年チャンピオン2013年6月号

  • 付録は『みつどもえ』レジャーシート。個人的にはこのサイズで、クラスメイトのモブキャラの描き込み見れるのがうれしい。




板垣恵介・浦秀光・山内雪奈生『バキ外伝 創面』/このマンガ的には法がどうこう言い出した時点で敗北だよなあ。本家も言わないとは思うが。
佐藤健太郎魔法少女・オブ・ジ・エンド』/関谷様つええなオイ、関谷様じゃないけど。黒幕は未来から来た可能性もあるのか。
阿部共実『ブラックギャラクシー6』/一本目。幼女たくさんかわいい!いやいや、手間かけて描かれてますしね。子供との関係というのは空灰でも何度か描かれてきましたが、このほのぼのしみじみオチは情景ふくめいいな。おにいちゃん!/2本目。顔芸とエロコスチューム(おい)。オチまでの転がし話芸、プラス馴れ合い余韻がえもえもー。黒板のカケアミ&木目のフリーハンドぶりは別ベクトルでくるね、作品浮かせないというか。
●ひらいたけし『こんかつちゅう』/新連載。喪男ブコメか、純粋ギャグか。
桜井のりおみつどもえ』/センターカラー二本立て。扉絵、右腕を松岡さん、左腕を宮下さんと組んだひとはがあらあら、嬉しいあまり困惑の表情!(そのりくつはおかしい)/一本目。なんか割りきれない読後感、と考えたら、松岡さんメインなのに変態性薄いからだわ(ひでえ)。弱々しい松岡さんなら三つ子&チーム杉崎の輪に入れる!/二本目。佐藤家の親父さんってこの変態マンガ(すまん)にしてはめずらしく、古典的性格ではあるのよな、ズレ方が今風なだけで。しかし少女服に対して、このしんちゃんパンツへの愛のなさよ。(それで正解なんだが。)
米原秀幸『サンセットローズ』/ブルじいの叱咤ふくめ、適材適所なチームの勝利が気持ちいい。悪役を掘り下げていく描写が、いちいちぞわぞわくる。
もりしげサクラサクラ』/ロリババア、ほどほどにね…。鼻血のセーフティガードっぷりも昭和である。混浴よりキスが上位!
●吉沢緑時『ざんねんなこのんちゃんと漫画家志望遊戯〜別チャン式漫画家養成講座〜』/新連載、というか企画ページ?「漫画のかきかた」ですね。けっこう下準備が必要なのが侮れない、てのは確かに。
●前原三十日『やさい学園』/竹やぶ近くの家に住んでた身としては、「土から出てくるのはタケノコだけ」になんだかグッときてしまった。
●吉木まさかず『ハダカノタイヨウ』/最終回。いろいろすっとばした感は否めないが、最後まで熱を描いて見せてくれたか。お疲れさまでした。パンツ見えなかったのは残念。(えー)
●宮崎克・吉本浩二ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜』/最終回。このタイミングで手塚プロ社長・松谷氏が、漫画サンデー編集部で小島功谷岡ヤスジ・鈴木義二担当してたこと明かすとかグッとくるに決まってんじゃん…大人漫画から来たわけで、その雑誌もとうとう、なわけで。/ブラック・ジャック誕生となる打ち合わせの光景も、こうしてちゃんと形にされたのは初じゃないだろうか。*1ここで「読み切り形式」と言えたスゴさなあ。/タイトルに殉じて壁村・手塚という両雄の熱く美しいエンドマーク。いい作品でした。お疲れさまでした。


  • 次号、創刊一周年。個人的にはゼファーかタイヨウみたいな作品が一本載ってて欲しいんだがなー。

*1:壁村氏が「手塚さんの死に水を取ってやらないか」と担当に言った、というのはウソだったみたいですね、こうして見る限り。