「BE・LOVE」2013年3号掲載『おかめ日和』より(※1月17日追記)

※2013年1月17日追記
以下の記事は、2013年1月13日夜に私がアップしたものです。
しかし、ここでふれている「BE・LOVE」誌2013年3号の公式発売日は1月15日でした。早売りの号を用いて、公式発売日前にその内容について記事化したことになります。
私は個人的に、「フライング」としての単行本・雑誌の内容の公開はモラルとして慎みたいと思っています。特に今回の記事のような、誌面の画像を掲載しての紹介・言及については尚更です。
ですが今回は不注意により、公式発売日前の画像アップという(自分としては)ミスを犯してしまいました。作り手に敬意をはらうべき読者の一人として、「ルール」を破ったことを申し訳なく思っております。
以後はこのような事がないよう注意し、落ち着いた記事の執筆を心がけたく思います。
(追記ここまで)





下町の飲み屋や生活感あふれる食卓におけるうまそうなメシ、について随一の描写力を誇る作家・入江喜和氏。
彼女の現在連載している『おかめ日和』が、このたび連載150回を突破しました。






センターカラーで家庭の食卓、なのですがご注目。酒瓶の隣に升入りのグラスが。
これはつまり、「盛切り(もっきり)酒」という飲み方ですね。正式名称はさっき調べて知った。






2ページ後、ともに並ぶ食卓のメニューもあげつつ。

グラスをあける大川さん。飲めない(&落ち込んでる)岳太郎との対比がよい(笑った)。






さらに3ページ後、グラスから酒したたらせてる大川さん。升との位置のずれ。







そして次のページでは升で飲んでいる。






さらに次のページでは、すでに升をあけている。






次のページで、あらたに杯をあおる大川さん。
以上です。





調べてみたらこの飲み方、「不衛生な注ぎこぼし」との物言いも見受けられるわけですが、しかしこれは酒の席という場の中で、一つ文化としてあるわけですよ。
それをやる家庭、人物という「おはなし」をこういうディテール描写、作法で見せてくれる入江喜和とは、やはり“ステキ”な作家であるわけです。