Fellows! volume 26

  • 最終号。来年2月からは年10回刊「ハルタ」誌へとリニューアルされます。

●松本結樹『カバー・ストーリー』/表紙のメルヘンチックな動物たちの生活群にあわせ(?)、大さわぎするファンタジーキャラたちの大部屋群@居酒屋を見開きで。前後となる起承結あわせて、画力&構成力を基盤にいい楽しさ。サンタの飲み仲間は日本勢!
森薫乙嫁語り』/アミル・カルルク夫妻再び(三たびか)。はわわー、カルルクさんが妬いてたらアミルさんがHNTRだよお…HNTRすなわち羽根取り!ごめんなさい。/今回は狩猟文化を軸にした話ともいえるか。鷹狩りの分布ってのもおもしろい謎ですよな。
●長蔵ヒロコ『ルドルフ・ターキー』/銀行員女性というのも属性かねえ。ブラ外れる天丼ぶりがえらい、メガネさんの役だし。
●冨明仁『ストラヴァガンツァ 〜異彩の姫〜』/姫様日常コメディ回、と。美女がうまいってのは武器だわな、やはり。太めさんかわいい。
●夏本満『保健室の黒便り』/そんな危険なものだったのかよ。まあそれも、この善性でさらっと去る世界観なわけですが。/今までの登場キャラが自然に味方してくれるのが醍醐味というか、“おはなし”の力として効いてるんですよね。水野さんは彼氏持ちだけどな!
●戒島実里『オハナサン』/読み切り。ホラー。
宮田紘次『犬神姫にくちづけ』/裸の背中がエロくていいねぇ、その1。能力消えたのはそういうことか。これ、斬るシーン自体は描写あっさりですけど、重要なのはそこに至るまでの過程だからこれでいいんだよね。最後の幸福絶頂はあはあ顔&ハート充満瞳がすばらしい、なんでそこで課長側がにぶいんだよ、もう!(にまにま)
佐野菜見坂本ですが?』/こういう言い方も何ですが、お母さんがブスなのがずるいよ。そうか、これはイマジネーションをこそ楽しむ作品だったんだな。
入江亜季乱と灰色の世界』/食うのかよ!だがそれがいい。ラストバトルの雰囲気ですなあ、常闇之皇がだぶる。
福島聡星屑ニーナ』/この歳になるまでに、身体能力も鍛え上げてきたわけですね。悲劇の理由にして、物語の始まりにして、長い長い時を経ての再会であるこのラストシーンは、読んでて感情のないまぜ&高揚感がものすごいことに。
白浜鴎『エニデヴィ』/バイクメ〜〜〜ン!(違う)やっぱりこの画力はすごいわな。
●嵐田佐和子『鋼鉄騎士シュヴァリオン』/まさかの基地再建回、自分たちで。一人だけ働き過ぎだろ。
樫木祐人ハクメイとミコチ』/タイトルリニューアル。外には雪の降り積もる中、田楽と炉端焼きメインかやぶき屋根の飲み屋にて、いろりの側でだご汁つつき一人は酒もあおりながらの賭け事勝負、なんてもうたまらんでしょ、このかわいらしい三頭身どもの振る舞いときたらよう。イカサマきめやがった!(ざわ‥)
●空木哲生『鴨の水かき』/人物描写が、いちいち描き込まれる顔とオーバーリアクションのくすぐりが、ペンタッチも相まって映えますな。人間味とか空気の部分でドラマとしての内圧を味あわせてくれる、楽しい読みごたえ。
●高田築『補助隊モズクス』/作品のハードさドライさ支持してた身としては、正直気後れしてしまう新設定。いやまだわからんけどね、どう生かすか、ひっくり返すか。今回のラストだってなあ。
丸山薫『事件記者トトコ!』/ちょ、やだ、かいがいし過ぎだろ、この黒髪ベリーショート。きゅんきゅんきたわよ!私生活でも仮面つけっぱなしだから成立するんだね…。
中村哲也『魔街の坂』/裸の背中がエロくてよいねえ、その2。三回で終わらず連載化か、うれしい。/ヒーロー能力による再建はシュヴァリオンとシンクロですが、より生活味ありますか。打ち解けていく様が尺とって描かれるのは、いいねぇやっぱり。
睦月のぞみ『兎の角』/最終回。バカップルの告白で延々ひっぱり初心にかえって悪霊出したと思ったら2ページで退場、それでこそよ!あー楽しかった。お疲れさまでした。ポエム馬鹿一代を忘れない。(アオリかよ!)
天乃タカ『ましまろ文學ガール』/最終回。ようやくスタートラインに、でも胸を張って立てた、と言えるか。夢と頑張りとまっすぐな笑顔の心地よさ。おもしろかった。お疲れさまでした。作者コメントでちゃんとにやついたよ!


  • 打ってて思ったけど、タイトルに「ヴ」つく作品三つもあるのね。