Fellows! volume 23

  • 初の付録(※これまでは一部書店特典)で、森薫ラフ画集。/下着姿で長手袋やヒールを着用することにより「エロさが薄まり優雅さが加わる気が」するそうですが、え、逆じゃね?

高橋拡那『カバー・ストーリー』/掲載作品の巻頭カラー&各作品とのコラボ、な内容は初ですが悪くない。これ一度きりのネタ、て感じはしますが。
高橋拡那『しらまり』/こういう“演劇”も、今だとマンガ原作とか声優出演作が華なんだろか。内容的にテルマエとのライバル宣言、とかじゃないよね、うん。
森薫乙嫁語り』/そうか、結婚式が地方ぐるみのお祭りになるんだ。相変わらずすごい描き込み。家畜の解体描写がいい、作品としての真摯さ感じられる。
●『狼は嘘をつかない』/読み切り。導入部の世界観説明がこれって、おもしろいわあ。異形でありつつ地に足ついた世界観がすごくいい。センス・オブ・ヒューマンと書いてユーモア、が確実に息づいております。/今後、長編連載予定とのこと。
入江亜季乱と灰色の世界』/ショート集。うぅ、先生がシャンクスみたく…。この鍋描写は、乙嫁とはまた別の意味ですごい描き込み。陣の過去はええ話や、BLちゃうぞ!タイトルの意味はまさかこれ?この引きは、日比!頑張れ!ひさびさに!
●『こびと日和』/動物共存世界なのか、うーん。画力の注ぎ方がえらい方向に向かってますな。魅力的。
●冨明仁『ストラヴァガンツァ〜異彩の姫〜』/新連載。ファンタジー版グレートネイチャー。ヒロインも人外娘じゃダメなん?
丸山薫『事件記者トトコ』/新キャラはクールで強いメイドさん、と思いきや。外し方がさすがだ。
●高田健一『ベルチャイルドの鐘』/血で血を洗う世界。いきなりグッとしまりましたな。よい雰囲気。
室井大資『秋津』/シリーズ読み切り。うん、まあ、わかってたけど親父ひでえ。でも平和な日常は守られた…というか、案外丈夫よね日常って。
笠井スイジゼル・アラン』/一瞬、手紙抱きしめてくんかくんかしてるのかと思った。すまんエリック。むしろそれくらいしてくれてもいい、て気分だけど。
福島聡星屑ニーナ』/今気づいた>扉絵ナンバリング。/それにしても今回はすごい、物語の魅力ぎゅうぎゅう詰め。名場面連発、すばらしい。
田丸浩史『ピーチボーイ』/読み切り。意外な作家によるほぼ一発ネタ。男子な香りのする下ネタは、この誌面では珍しいか。
●高田築『補助隊モズクス』/キャラもバイオレンスぶりもたまらん、しびれる!ハードボイルド世界すなぁ。
●稲田晃司『HONEY DROP』/新人読み切り。まだ荒削りですが、独自の世界を描こう、見せよう、という気概が感じられていいですね。絵も構成もまだ伸びしろを感じさせる、という巧さ。おもしろい。
●大窪晶与『The Handbook〜虹の彼方〜』/新人読み切り。カメラワークとそれ映えさせる端正な絵柄がよい。話の構成も一つドラマとして立っていて、いい感じ。/しかし編集部もうまい事、どの作品どうしを対比させるか考えて掲載してきてますな。
●嵐田佐和子『鋼鉄騎士シュヴァリオン』/黄色登場。やっぱバカそう(失言)。人間時から強いの?/ていうかゲスト扱いじゃねえだろ、このイベント。
なかま亜咲健全ロボ ダイミダラー』/扉絵のバイブはなんなのか。サブタイトルの前編とはなんなのか。前号のヒキはいったい全体なんだったんだオイ。
八十八良『ウワガキ』/メガネさんつええなオイ、その1。この事態はラス前の定番とはいえ、というわけで次号最終回。
睦月のぞみ『兎の角』/メガネさんつええなオイ、その2。物語としてスケールアップ…するのかなぁ。
天乃タカ『ましまろ文學ガール』/ああ、上野顕太郎が結婚前に奥さんに似顔絵送ったっていう、いやでも似たようなもんじゃん。書くシーンはストレートな、生な熱さでよいのう。この娘たちがかわいく見えるってのは、やっぱ作品の力だわ。
●紗久楽さわ『かぶき伊佐』/ハゲオヤジキャラの役回りが、ハゲオヤジ然としていて嬉しい。しかし、バレちまったら戦争だろうがっ…!


  • 次号、原鮎美・夏本満・空木哲生新連載。中村哲也読み切り掲載。
  • 巻末コメントにて高橋拡那が、サクラ大戦初めてマリア攻略中とのこと。私も1プレイして、ああこの中ではマリアだ、と思ったクチなんですが、以降シリーズ通してキャラぶれ過ぎなんだよなあマリア。結局4ではロベリアと織姫の2択になってしまった。そんな日々もあった。完。5も好きだよ。