上野顕太郎『さよならもいわずに』について

マンガ評論家・夏目房之介氏が感想書かれてました。(→ここ)
id:soorceさんの感想(→ここ)にも、読み方として夏目氏に近いニュアンス感じたのですが、何かを訴える作品というよりも、まず、ただ“ある”作品なんですよね。確かに。
私が先日書いた感想(→id:genbara-k:20100413)も、その点で「物語」との違和感表明したかったんだけれども、肯定的に語るべく意味付けし過ぎたきらいがある。でもこれ語ろうとするとまず、描かれたものに対する、こちら側の内語の無力さが意識されてしまうんだよな。だからこそ“読者”としては、より「なんとかしないと」、てなっちゃうわけで。



ちなみに、最終回でウエケンが読んでいる作品はこれ昭和の男(1) (モーニング KC)です。いや、本当に今日は書いてる内に偶然こうなっちゃったんだって。いりえ日和。
さらに、あらためて見てみると、やっぱりゼシカの胸って強調されてるよなー、と。(445ページ6コマ目のテレビに映ってるのは『ドラゴンクエスト?』のゲーム画面で、ゼシカはそれに登場する女性キャラ。)なんか、メジャー作だとレーティングゆるくないですか、ゲームって。ゼシカの胸とか。
いやホントに、今読んでて気づいて書きたくなったんだからしかたない。そういう人のブログなんです、ここ。お見知りおきをば。