※50号(2019年11月14日発売)
●高橋ヒロシ・鈴木リュータ『WORST外伝 グリコ』/全国中継で英雄的行為なあ。原作では「戸亜留市」という舞台名にも象徴されるよう、語られざるアウトロー達という点が話法なんだろうけれど。元よりこれは人気キャラのスピンオフとはいえ。
●桜井のりお『ロロッロ!』/尺さくのは下ネタ要員かよ、と思ったら友情エンド下のオチへの前フリというね。
●板垣巴留『BEASTARS』/眼前の祖先への憧憬、この作品設定ならではの感情か。それこそ先獣というのはヒトのことかもしれんが。
●板垣恵介『バキ道』/なんかもう困った時の花山頼み感がな。
●夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち─バキ外伝─』/ラブシーンじゃねえか、もう。
●灰刃ねむみ『足芸少女こむらさん』/性感帯じゃねえか、もう。
●魚乃目三太『チャンピオンズ』/壁村編集長再び。このムチャクチャな転換期の編集部に、後のコミックビーム編集者である奥村氏と岩井氏が在籍してたわけですね。
●村岡ユウ『もういっぽん!』/見てる側の反応を細かくきざむ構成で増す緊迫感。その言葉を強敵の方から告げるか。
●サササニサトシ『親孝行ラッパー』/読み切り再登場。今の誌面だと、まーたぬるいラブコメで人気取りかよ、と思えちゃってなあ。
●松本豊『異国の姫のルプのソレ』/読み切り。優しさもまた価値観の強制だから!というSF的(?)ツッコミ。設定で『ベスケ・デス・ケベス』のフルチン王子連想しちゃったのはよくなかった。
●石黒正数『木曜日のフルット』/ソシャゲへの努力はほっといてあげてつかあさい…。
※51号(2019年11月21日発売)
●川端浩典『築地最強寿司伝説 仁義理の海太郎』/新連載。不良もので職業もの、えーと。
●桜井のりお『ロロッロ!』/そのまんまじゃねえか!(引き)
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/連載再開。絵の荒れはおさまった。
●西修『魔入りました!入間くん』/「再起不能になるまで 絶望の底に沈めてくれる」というセリフ出して、「絶望」の部分に「トラウマ」とルビふるのはさすがに無神経過ぎる。心的外傷がフィクションの中だけのファンタジー設定だとでも思ってんのかよ。
●板垣巴留『BEASTARS』/えええ…。海洋生物まわりの描写は伏線だったということなのか、しかし。鯨肉食べて、みたいな展開にはならんよな。
●浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/なつかしいねえ、コタツの中のこれ。ラグビーネタだけど構図芸の回だよな。
●実樹ぶきみ『SHY』/説明台詞がポエム主体過ぎて全然説明になってないと思うんだが。
●魚乃目三太『チャンピオンズ』/市場が元気でさえあれば、こういう流れ呼び込むチャンスもあるんだろうけどね…。
●中村勇志『六道の悪女たち』/本当、忘れられたキャラだよなあ…。
●荒達哉『ハリガネサービスACE』/双方無意味な引き延ばし状態にしか見えないんだが。
●村岡ユウ『もういっぽん!』/相手側のギャラリーも、余裕の態度から熱くなっていく描写がいい。
※52号(2019年11月28日発売)
●浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/実写ドラマ化発表。/50周年の締めあわせで背景にチャンピオンキャラがちらほら。松五郎とハルが対面してるのは笑うわ。
●板垣巴留『BEASTARS』/男三人子育てコメディ回。ちょっぴり変わる、というさじ加減な。
●高橋ヒロシ・鈴木リュータ『WORST外伝 グリコ』/富豪キャラ…。
●夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち─バキ外伝─』/ワセリンVS分銅!
●西修『魔入りました!入間くん』/この作者が“スカッとするために殴られるキャラ”をデザインするとこれ、と。
●中村勇志『六道の悪女たち』/実証も大変だね。てか42歳…。
●細川雅巳『逃亡者エリオ』/グダグダやったわりに拍子抜けレベルのあっさりな決着で、やっぱり芸風と題材あってないのでは…。
●桜井のりお『ロロッロ!』/オタクとギャルの友情、そしてひどいオチ。
●魚乃目三太『チャンピオンズ』/ジャンに菊之助にフルココ、と確かにムチャクチャな時代ではあるよな。
●村岡ユウ『もういっぽん!』/空中戦もかくや、な迫力の攻防にて決着。いやあ、いい試合・団体戦だった。
●中村たつおき『かいじゅうたん、現る』/最終回。