月刊コミックビーム2019年10月号

※2019年9月12日発売。



中野シズカ『てだれもんら』/表紙&巻頭カラー回でかつてないほどBL要素を大プッシュと。まあねえ。

桜玉吉『グーグルのコレ』/フラグが裏返った!いやはや、運の大きい作風とはいえ。

●黒崎冬子『無敵の未来大作戦』/新連載。このご時世に直球のストーリーギャグだよ。ネタの詰め込みぶりがカロリー高くてよい。

●伊図透『全速力の。』/同じ境遇でありつつも分かたれた道というのは、第1話で描かれた現状もそうなのだよな。そこからも逸脱していく孤高という話ではあるのだが。

●小山健『生理ちゃん』/行動とリアクションと、そしてやり直しも含めて進んでゆく。

●増村十七『バクちゃん』/タバコというガジェットはそういう扱いか…まあ遠未来だし。

●植田りょうたろう『おひさまのバラード』/読み切り。めくり1ページゴマの闇が濃いよ。逃げるネコの描線ふくめたゆがみ方がいい。

藤堂裕『由良COLORS 完全版』/新装版発売あわせ特別掲載。とはいえタイトルどうなの。田舎のバカ青年達。

西尾雄太『水野と茶山』/↑と同じく田舎で夏祭り、なのだが作風違い過ぎる。

●岡児志太郎『GT400』/読み切り。バイク漫画。走っていく、開けていく感覚の描写は王道だな。憧れから出会いへの物語でもあり。

●谷口菜津子『彼氏と彼女の明るい未来』/それに引きかえ主人公ちゃんはメソッド。

羽生生純『この物語でネコに危害はいっさい加えておりません。』/もう、みんな死ぬしかないじゃない…。

澁澤龍彦近藤ようこ『高丘親王航海記』/名作コミカライズにおいて船で島に着く、という展開は『クトゥルフの呼び声』とかぶってるんだけども。

いましろたかし『未来人サイジョー』/ああびっくりした、『デメキング』の二の舞かと。巻末掲載でこの展開は読者ひっかける気満々だろ。というか単行本出ないんですかねえ…。