週刊少年チャンピオン2019年36+37号

●暦『娑婆王』/新連載。バイオレンス。初期衝動叩きつけられた迫力は感じる。

渡辺航弱虫ペダル』/頂点同士だったか。出会いは偶然?

●実樹ぶきみ『SHY』/先週終わった魔法少女サイトの方と、部分的に絵面と設定かぶるような。敵役はこれから出現し始める世界観か。

板垣巴留BEASTARS』/現実・生への実感を持たぬが故にモラルもない、というタイプの悪だよな。内面的にはリズとも彼岸の差というか。ヤクザこわい、てこのヒキで次号巻頭カラーとは。

細川雅巳『逃亡者エリオ』/逃げるんだよォ!なんかキャラ全員淡々としてる印象だが、美形設定のために表情くずせないってことかな。

●カワバタヨシヒロ『魔法少女フラグレス』/読み切り。魔法少女加齢問題というネタが、延々続いてる刃牙の代原として掲載される、先週魔法少女サイト終わったばかりである、作者はアニメ化あわせでブギーボップ旧作をコミカライズしている、といった脈絡あわせてギャグの強度増している。エロメインかと思ったら、ちゃんとネタの転がし方と読ませ方上手いじゃん、面白い。

●村岡ユウ『もういっぽん!』/強豪。相手チームの見せ方、キャラづけも上手いもんだな。全国大会3戦目の相手ともなれば、こういうしっかりしたレベルの描写を気合い入れて出してくれていいと思うんだよ。(他作品を見やりながら。)

浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/映画チャイルド・プレイのリメイクあわせでチャッキーならぬジャッキー人形ネタ。無機物&損壊ネタは楽しいわ、やっぱり。

桜井のりお『ロロッロ!』/水着回であるが、作者の描きたいのは運動少しとメインのちんこネタなんだなっていう。いや、女子の男体への興味(欲情でなくてな)をこうほのぼの描けるのは、それはそれで健全だと思うよ。前回に続き尿キャラかと思ったら実は友情だった、からのデンジャラス(エロじゃなくてな)オチ。

●中村勇志『六道の悪女たち』/こういう、“馬鹿ゆえに追える幻想”としての熱量は好きですね。師匠越えなるか。

西修『魔入りました!入間くん』/伝説のアイテムの手がかりとして歌聞かされたらその歌詞が暗喩やヒントといったレベルじゃなく目印と道順の直接的説明だった!て、このクソ展開はさすがにブラフだよね?

高橋ヒロシ、鈴木リュータ『WORST外伝 グリコ』/学校の外観、もはやどおくまん世界じゃね?

夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち-バキ外伝-』/プロパフォーマーたる、底の見えないことの怖さなあ。

牛次郎、神矢みのる『プラレス3四郎』/リバイバル掲載。ヒロイン回というかリョナ回というか、人気で選んだらこれだったんだろうか。


  • レジェンド作品は『未来警察ウラシマン』『新 仮面の忍者 赤影』。コーナー最終回で浦安最初期の小鉄のイラスト載るのはなんか良い。
  • チャンピオン感謝祭レポ写真、正面から笑顔の面子の中、山口貴由だけちょっと視線そらしてる所がいい。巻末コメントでは板垣恵介もイベントに明るくふれてるが、原稿の方は落としちゃったんだよな。