週刊少年チャンピオン2019年27号

  • 付録に『吸血鬼すぐ死ぬ』描きおろしイラストポストカード。吸死、コピー濫用や同構図or同形コマの連発で作風荒れてねえか(またネタがダイレクトに作画構成に左右される芸風だし)、と思ってたら直後に毎度カラーイラスト仕事が来るの、わかりやすいっちゃわかりやすいんだけどさー。



高橋ヒロシ・鈴木リュータ『WORST外伝 グリコ』/黄金時代という概念は、これから作ると宣言するものじゃないだろう。旗揚げと言って屋根登るのも、意味勘違いしてたりして。不良の中坊だし。

渡辺航弱虫ペダル』/カロリー消費するスポーツ選手にならケーキと唐揚げもありじゃないかな、田所バーガーもあったし。アキバ再訪、カラオケ行くのはらしい。選抜展開くるか。

板垣巴留BEASTARS』/そういう切り抜けか。ハルとの出会いといい、この脆さがフェチっぽい観もあるが、返すセリフとしちゃ粋だあね。メロンという名前は交配で品種改良された作物になぞらえて自称してるってことかな。草食のみならず肉食獣の尊厳についても侵してみせると。

西修『魔入りました!入間くん』/死人出てるのかよ(笑)。なんかあれだな、画力とセンスのないBLEACHってノリにも見えてきた。

●古田朋大『謀略のパンツァー』/わけがわからん…。パンツ見た者の嫁になるとか?

夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち─バキ外伝─』/猪狩、名前だけ。

板垣恵介『バキ道』/アオリ、勇気あるな…。

●中村勇志『六道の悪女たち』/マゾ堕ちの経緯が明かされる!みたいな展開がいずれくるのか、いやはや。それもまた羞恥プレイ?

●村岡ユウ『もういっぽん!』/柔よく剛を制すであるか。大舞台での初陣としては最上の出来だろう。

浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/ミラグロマン(アイス)。その場で使わなかったら、なくしかけた棒を追いかけてまたひどい目にあうんだろうし。

●いづみかつき『鬼のようなラブコメ』/センターカラーで最終回。ライトなノリでスパッと描ききって終了、という連載形態も悪くないな。お疲れ様でした。そういえば扉絵左上…。

荒達哉『ハリガネサービスACE』/いつまで経っても画面構成上手くならないマンガ家が独創性のつもりで出してくる見開き構成という、見ててこう、つらい。

●荒井俊太郎『2』/4週連続シリーズ新連載。絵面がいちいち強烈。同誌面に載ってるからというのもあるが、ちょっとどおくまんっぽいケンカ描写にも見える。

桜井のりお『ロロッロ!』/いくら同性だからって、と思ったが全員全裸になったこともある部だった。

●灰谷音屋『ジュニオール』/この局面で、こういう性格のキャラによりリスクを見せつける重さ、焦燥。純粋に技術で上を行かれる、という攻防描写がまたな。/で、だ。前回読んだ後に33話の扉絵見返して、あーここにも布石が!となってたんだけれども。試合前の自主練やハーフタイムふくめ、この“落とす”展開に至るまでに草野というキャラをどう描写していくかは、長いスパンでしっかり構成されているのが見える。ということは今後の展開、リカバリーについてもすでに“物語”は準備されているのではないか、とね。

どおくまん『熱笑!!花沢高校』/リバイバル掲載。ギャグ時代の、しかもモロなウンコネタ回。『怪人ヒイロ』での遺恨から、あえてこれ選ばれたんじゃないかという気もしないではない。インタビューもないし。なんつうかデジタル作画による雑な絵や構成しばしば見かける状況だと、どおくまんのとにかく手を抜かないで描き込む作画としつこいくらいに描写重ねる構成の実直さ、熱意は際立つ。表現主義だよ、たぶん。


  • 4代目編集長・神永悦也インタビュー掲載。そうそう、サンデーコミックスの話は押さえておかないと。プレイコミック、プリンセス、ひとみといった誌名も登場。立原あゆみの掲載もこの人からか。
  • レジェンド作品は『番長惑星』『番長連合』って、おい。
  • アシスタント募集要項に細川雅巳新作とハーレム系ラブコメの予定掲載。