週刊少年チャンピオン2019年14号

  • BEASTARSが動物園コラボ!ありなのそれ。



板垣恵介『バキ道』/シャドー相撲か、なるほど…?

夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち -バキ外伝-』/いいケレン。残酷趣味というか。

浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/どういう出し方したんだよ。先週のふしぎ研究部と、つい比べてしまう。


渡辺航弱虫ペダル』/それを原動力だと言うのなら、ますます目の前の仲間の方を大事にするべきでは。さすがにラストのこれが勝因になったりしたら、最終クールは盛り上げると言っておいて出してきたのが懐古キャラ頼みの展開だったキラッとプリ☆チャンばりに微妙だぞ(飛び火)。荒北の単語解説モノローグの一コマはちょっと笑った。

板垣巴留BEASTARS』/ハルちゃん大学デビュー編、いきなり重い。さすがに大学ともなると“住み分け”も進みそうだが。世界観的に青姦もカジュアルだったりするのか(真顔)。/ここでは異種間恋愛のこととされるけども、ねぇ。キャラクターそれぞれの物語をそれこそ性分と業のレベルでつむいだ結果として生まれた、世界観・個別の地平・いち状況としてある“多様性”と、それこそファッションとしての題目クリシェでしかないそれ、なあ。物語は論理の世界なのに、感情を正義にメロドラマやれると思ってる感動ポルノ消費層みたいな、さ。ホモと女装少年にキャッキャしてるチャンピオンクラスタ腐女子見て「チャンピオン掲載作はジェンダー的に進んでる!」だの言える輩は、同じのが本作における“強い女性”像に拒絶反応むき出し、他作品のパープーレベルのヒロイン共をこそ愛玩動物ばりにかわいいかわいい言ってたりすることのアレさにも気づけないわけで、何の話だ。

桜井のりお『ロロッロ!』/先生の出番が減ってたのは伏線だった、というおそらく後付け。ひどいオチだが、相手が成人女性なのがせめてもの良心。

荒達哉『ハリガネサービスACE』/これが通常営業だからね。話どうやって回してくんだろう。

●中村勇志『六道の悪女たち』/先生がいない、てメタネタぽいな。そういえば委員長はどこへ…。

平川哲弘『ヒマワリ』/扉絵、やっぱり描き分けがつらそう。そりゃアホ毛も生えるよ。グリコよりちゃんと不良マンガしてるかも、アイドル漫画だけど。

●村岡ユウ『もういっぽん!』/ガミガミペラペラボソボソは表情とキャラの性格あいまって面白い絵面。柔道マンガは女子の体重もリアルだね。警官の娘という設定で剣道部なのはなるほど。前半のバタバタと後半の静かさを、コマ割りや構図ふくめたテンポの部分で対比させるのが巧い。

佐藤健太郎魔法少女サイト』/すごくまどろっこしい女だということはなんとなくわかった。

●いづみかつき『鬼のようなラブコメ』/お前が切り札になるとは。サクサク進む後処理。

●吉沢緑時『KISSシタイ・オブ・ザ・デッド』/2号連続読み切り。ゾンビギャグ。結局見た目なのか!

●古田朋大『謀略のパンツァー』/彼岸の変態や常人より、同志としてしっくりくるヒロインかもしれない、変態だが。なんか作者の筆ものってる印象だし。

●灰谷音屋『ジュニオール』/これもう観客ふくめてへの宣戦布告だろう。たいした返礼である。メガネさんはどういう背景があるんだろう。

●宮崎克、野上武志『TVアニメ創作秘話 ~手塚治虫とアニメを作った若者たち~』/手塚の描く手については、夏目房之介が漫画版とアニメ版のそれの差異について言及したりもしてるし、どうも微妙なシーン。働けなくなった社員のこと話すコマの背景、ブラック・ジャック創作秘話中の場面もまざってるような。次回最終回。

石黒正数木曜日のフルット』/通常回&リバイバル掲載。現行連載なだけあって、雑誌掲載時のまま&未単行本化のネタ出すのはいい試みか。絵柄だいぶ変わってるんだな。


  • レジェンド作品は『シャカリキ!』『バチバチ』。
  • 先週ふれ忘れたが、『吸血鬼すぐ死ぬ』は3月中休載。体調が作品に出てたんだな、わりと。