週刊少年チャンピオン2019年11号

西修『魔入りました!入間くん』/巻頭カラーで人気投票結果発表。ベスト10までの総票数見ると、3ヶ月前にやったふしぎ研究部の投票の方が1.5倍以上票入ってるのか。それはそれで微妙。
 
→そもそも投票システム違うんだっけ?(どちらも応募方法からして見ていない。)/魔界なのに漢字がデザインとして出てくるのはよくわからんが、そもそも人間という概念の説明からしてまったく意味不明だったしな…。

板垣巴留BEASTARS』/謁見。なんか刃牙の親子喧嘩への導入を思わせるシチュエーションだが。食肉についてはレゴシやリズの方が特殊なのであって、通常は関係性が排除されているので、という面はあろう。

桜井のりお『ロロッロ!』/入れ墨の話題で「本気?」というセリフ来たら、そこは「マジ」とルビふるべきではチャンピオンなら。不良も存在した学園マンガ世界。仲たがいする理由がちとせだからこそ理解できる、という話ではある。前回のひどい前フリに耐性のある主人公、ということでもある。

夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち-バキ外伝-』/太山と同じく花を咲かせられる流派、ということだろうか。

●村岡ユウ『もういっぽん!』/センターカラー多いな、いいことだ。相手側は一つ対戦の固定を持ちかけることで、最終的に有利な組み合わせにしたと言えなくもない。が、ノッてきたぜ主人公。本編1ページ目の四段コマは、1巻収録の最初&最後の話との対比ともいえる。

浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/春巻の部屋、四畳半だったのか(ズルズル円運動のコマを見て)。万田先生は漫☆画太郎『ハデー・ヘンドリックス物語』のパロディ。「ギブミーチョコ」のセリフがそのままということは、バレンタインネタからの着想がこれだったのだろう。一応、チョコくれた女子から救われるオチ。

●中村勇志『六道の悪女たち』/いい勝利の光景だが、初めてだからこそのカタルシスでもあるしなあ。続けるにも難しいパターンと思えるが、どうなるか。

●ニャロメロン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/魔法少女サイトネタ…でもないか。次回最終回。

高橋ヒロシ、鈴木リュータ『WORST外伝 グリコ』/中学生…。ロロッロの方の不良中学生は異物感だが、こちらはファンタジーだな。

●古田朋大『謀略のパンツァー』/手段が目的化するというやつ。この手のモノローグは過剰さが大事だと思うんだけどな、しかし。

木々津克久『開田さんの怪談』/読み切り、もとい宣伝。初見がこれだと、キレイ系のヒロインがいきなりサイコっぽい最後のコマも怖いかも。

荒達哉『ハリガネサービスACE』/作者的にはもっとサイコなヒロインの方がいきいき描けるのでは。

●いづみかつき『鬼のようなラブコメ』/宗教かな?時々ではあるが、やはり画面構成の上手さを感じる。
 
→今週号の『もういっぽん!』との比較。似ている。

●宮崎克、野上武志『TVアニメ創作秘話~手塚治虫とアニメを作った若者たち~』/W3、さすがに事件については触れられないか。セル画組み合わせのエピソードは、BJ創作秘話にあった電話越しの指示を思い出させる。

平川哲弘『ヒマワリ』/これも不良中学生。しかも、あっちのメンバーも元不良なのかよ。

●灰谷音屋『ジュニオール』/向かい合う見開き扉絵がよい。このブラフはむしろ読者相手だよなあ。相手チームにとっては初撃にこれを仕掛けられた上で、まだ自由行動による翻弄があるという。

●よこよこ『かなみちゃんは強がりたい』/読み切り2回目。画面構成は上手い方だと思う。

米原秀幸『ウダウダやってるヒマはねェ!』/リバイバル掲載。初読だが、あー作者らしい青春の空気だなあ、と思ってた所への衝撃だよ。壁村編集長のエピソードはあいかわらず濃いな。/先週書き忘れたけど、チャンピオン的にはどおくまん石山東吉古谷野孝雄、という師弟関係になるわけだよね。

石黒正数木曜日のフルット』/↑と並べて掲載するオチじゃないだろ…。/広告掲載。MdN発行ということはAIの遺電子使ったAI本と同じ企画元なんだろうけど、それにしてもフルットでセキュリティ入門本ってどういうことなんだ。MdN誌も休刊だし大変なのか。あとWikipediaのMdNの項目、ほぼ企業広告じゃない?


  • レジェンド作品は『風のフィールド』『ハングリーハート WILD STRIKER』。後者の説明で「2002年にアニメ化された際」と言ってしまうのは違うだろう、企画先行だし連載開始も同じ年なのに。
  • インタビューはオタクアイドルの人だけど、チャンピオン作品には一切ふれず。