週刊少年チャンピオン2018年46号

板垣恵介『バキ道』/やられ役ながらも格闘スタイルにはらしさあふれる加藤だが、いつの間に異名がデンジャラスライオンからデンジャラスボーイに。相撲にも他武術に通ずる技はあると。いきなりオリバもガイア化?あと、描き手としては同じ顔で間をもたせられるのも強さの表象なのだろうか(勇次郎のあれがあるし)。



→加納は正面顔でもたせてない分、二人より劣る。個人の感想。

夢枕獏(原案:板垣恵介、挿絵:藤田勇利亜)『ゆうえんち-バキ外伝-』/時給2000円、妙にリアリティある金額。

板垣巴留BEASTARS』/やっぱり学園のメンバー出てくるとほっとする。しかし、それもルイがレゴシの食肉を隠してるからこその平穏と考えるとなあ。友人達はレゴシの前科知らない点を、セブンが盗み聞きしなかったのも悲劇の伏線になりそうで。禁断症状については、それこそゴウヒンさんの出番っぽいが。

浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/おめでとうカープ。カラー扉での涙の使い方がさすが。3年連続ですでにメタネタ感出してきてるな。エアキャッチボールの光景がなんか郷愁あっていい。

安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』/ドアから部屋に入ってくる人物が、部屋の内側のドアノブ握ってるって、描いてておかしいと思わんのかな?(なんかドア中央にノブついてるし。)

西修『魔入りました!入間くん』/横からの構図しか描けない(=背景ふくむ縮尺を合わせられない、ページ・見開き単位での画面構成が作れない)のに、なんで乱戦&巨大怪獣との戦いなんて始めちゃったんだろうか…。

桜井のりお『ロロッロ!』/勉強になるなあ(棒)。

荒達哉『ハリガネサービス』/最終回。何をどう治療したんだ。ほぼシリアスなギャグとしか読んでなかった気もするが、お疲れ様でした。新章は人死に出ますかね、やっぱり。

●中村勇志『六道の悪女たち』/いや、先週のヒロインと熊どうなったんだよ。各人で別の修行って、そんなにキャラ立つかなあこいつら。

●盆ノ木至『吸血鬼死ぬ』/後付けでシリアス入れても世界観のテキトーさ目立つだけでは(素)。

●瀬口忍『ボスレノマ~「囚人リク」外伝~』/高木さんは初バトルだっけ。そうか、相撲なのか。食をもたらす万物への感謝とナルシストでは確かに相入れぬ。

平川哲弘『ヒマワリ』/作品を審査し賞金を渡し才能を探し続ける、編集者の気持ちも考えてあげてほしい…。そもそも出版社へ個人の連絡先を不必要に知らせる奴が、アイドルの自覚持ってるのかよ。

佐藤健太郎魔法少女サイト』/最後のコマがこれってのはまあ、緊張と緩和だが。

増田英二『週刊少年ハチ』/編集王にも締め切り破って周囲を犠牲にし続ける天才作家の話あったけどね。表現主義と“社会”にどう折り合いつけるかというのはなあ。そこで悩めるのも作家性と人間性、両方あればこその話だが。

石黒正数木曜日のフルット』/親知らず。SF的発想、たぶん。


  • レジェンド作品は『バビル2世』『覚悟のススメ』。
  • 次号より村岡ユウ新連載。女子柔道部か。『開田さんの怪談』も再開。