週刊少年チャンピオン2018年42号

●中村勇志『六道の悪女たち』/顔芸。

桜井のりお『ロロッロ!』/心をロボットに植え付けるも友情がそれを凌駕する…というよりパターン行動だな。

渡辺航弱虫ペダル』/もう作者も水田の扱いはわざとやってるよなあ。小鞠も結局来ないの?

荒達哉『ハリガネサービス』/入間くんといいこれといい「カリスマ」って単語の用法おかしいだろ、なんてツッコミふっ飛ぶくらいの大オチ。トンデモ理論とサブタイトル「(死ぬことと)見つけたり」のあわせ技で、もう笑うなって方が無理よ、すばらしい(笑)。

浜岡賢次『あっぱれ!浦安鉄筋家族』/よつばと!ファンの感想が聞いてみたい。(何故)

板垣巴留BEASTARS』/前科で色恋まで縛られてしまうのか、というのはあるけども異種共同運営の“制度”としてはむべなるかな。外の世界は広いけど、学園ものだからこそ成立する少年マンガメソッドというのもあるわけで。特にこの作品のような、異形を思う作品における寄る辺としても。

西修『魔入りました!入間くん』/この緊迫感のなさとなんちゃってノリが、いかにも今風の異世界チートテンプレではある。

米原秀幸『フルアヘッド!ココ ゼノヴァンス』/出張読み切り。カラッと明るい脳筋世界。これだよな。

安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』/鎌の形状も描けんのか…(スコップの持ち方に続き)。

●瀬口忍『ボスレノマ~「囚人リク」外伝~』/夜明け。家族への想い、一念岩をも通す。これだよな。

平川哲弘『ヒマワリ』/ちゃぶ台返しするわけでもないだろうし、どちらもさくっと断りそう。あと、もっとディティールを見たいとは言っているが、「大江戸撮影所」近くに東映アニメーションもどきマークがある、とかそういうことじゃなくてさ(ちょっとおもしろいけど)。

●いづみかつき『鬼のようなラブコメ』/主人公の彼女キャラによる「いっくん」呼び、という設定が、このタイミングでコミックビーム連載作とかぶっちゃうという。なおそっちの「いっくん」呼びするヒロインはヤリマン疑惑浮上中で、落差。

増田英二『週刊少年ハチ』/まあ最終的に編集会議のせるか編集長の目通すんだから、どんなスカウトでもありっちゃありなんだけどね。作家のつてルートも聞く話ではあるし。大手週刊少年誌がやるかはともかく。

●灰谷音屋『ジュニオール』/野望感いいねえ。

●齋藤勁吾『アカトラ』/鎌の形状…。

森田将文『出陣★昆虫武将チョウソカベ!』/最終回。戦国は続いてゆく、という着地点は正直意外だったが、作中作としてもある武将への憧憬としていい形。各々がその中で新たに繋がり、かつてとは変わり、そして現代を生きる主人公もまた、と。気持ちいいエンディングである。いいおはなしでした、お疲れ様でした。


  • レジェンド作品は『がきデカ』『浦安鉄筋家族』。雑誌ラインアップで『青い空を、白い雲がかけてった』のタイトルあげてくれたのは嬉しいが、読点忘れ…。/投稿イラスト、もとより『永遠の一手』は原作者が過去に存在した将棋マンガ一切読んでないだろうってレベルの作品だが、それを「映画化してください!」とか言っちゃう御仁も将棋ものの映像作品(ドキュメント・創作問わず)なんて一本も見たことねえだろ感がもう…。
  • 次号、佐藤タカヒロ追悼特集掲載。