週刊少年チャンピオン2017年32号

  • 刃牙スマホアプリ情報掲載。PS2ソフトの餓狼伝は、独自のシステムが一部ゲーマーに評判良かったそうですが。

渡辺航弱虫ペダル』/自明の死亡フラグ、というドラマツルギー
板垣恵介刃牙道』/ほのぼのかよ!
●ニャロメロン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/グルメ漫画回、ではない。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/この手の密室ネタは流石だな。人間椅子オチかよ、しかし。
板垣巴留BEASTARS』/出自でなく意味付けが、文脈に身をおいてみせることが物語なのである。「「夢」の中で 「まぼろし」の私は あなたを赦します」。
●中村勇志『六道の悪女たち』/強いのか、そりゃそうか。女VS女は、作品的にも一つ腕問われそうな展開であるが、さて。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/理性の象徴としてのスイッチングではあるのか。見合うキメ顔の迫力は平等に。
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/役者やの〜〜(誤用)。作者がうきうきしながら描いてるの丸わかりだから、読者も楽しまなきゃしかたない岩鬼の独壇場。大ゴマで騒ぐ観客の如く。このモブの造形と、席の違いで顔の向き描き分ける、対象への視線としてのセンスが好きでね。あ、緒方にもフォロー入るよ(それでいいのか)。
福地カミオ『猫神じゃらし!』/涙の別れ…にならないのか。いわばシリアス回なわけだが、この間の取り方読ませ方構成はやっぱり上手いよ。しっぽの泣き顔はギャグとシリアスの間の効果出てていいね。
●瀬口忍『囚人リク』/母だった(グラップラー刃牙)、ていやいや。
●トオマワリ・チカミチ『光の僕、照らすは日々の君』/読み切り。絵柄と題材からして『モメンタム』の人かね。あえて難しい構成にしなくても、と思うが、描きたかったんだろうなあ。
●山田胡瓜『AIの遺電子』/ヒューマノイドの子作りとはデータ提出、という話をやった、その延長線上に今回の、子供をデータとしてしか見ない子育てがある…そんな脈絡ならば、なんちゃってメルヘンからの逆転、ディストピアとしてはかなり効きのいい話だ。が、そういう思考により描いている作者ではないよな、まあ。「申し出る」ではなく「申し渡す」じゃないのか。
●潮里潤『逆神サマが憑いている!』/読み切り。ちょっと前までほのぼの幼なじみ恋愛ばかり続いてた反動かっつうくらい直接的なエロコメ。編集側も色々模索してるんだろうか。画力生かされた作風ではあるな。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/吸血鬼ものでメイド喫茶…『実は私は』からの受け継がれる意志(何が)。吸対課はそれで全員なの。
小沢としお『Gメン』/ほのぼのかよ〜。
石黒正数木曜日のフルット』/アメリカンジョーク合わせキャラ、か。


  • インタビューは鬼越トマホーク。ザ・芸人みたいな内容。
  • 次号、藤田勇利亜の読み切り掲載。