週刊少年チャンピオン2017年22+23号

板垣恵介刃牙道』/『どげせん』原作者の描く、やらせない土下座の重さと。
●中村勇志『六道の悪女たち』/そういえば悪女カウント止まってるんだっけ。どう進展させるんかしら。
板垣巴留BEASTARS』/頂点に立つ意志と恋心がリンクしてるのは動物らしさではあるかな。今まで一緒にいる所を目撃されなかっただけで、端から見たらバレバレなのか。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/神の挺身のような。泡影、つまり相撲そのものにとって異物でなければ折れない、という話だろうか。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/社会派ネタだなあ(棒)。マンガ業界には関係ないよな。ほのぼのキャラと暴力オチキャラの間の溝を、作品内でいかにして埋めるかという。
荒達哉『ハリガネサービス』/非情な監督、嫌みなガイジンと露骨にステレオタイプな悪役で笑う。王者がこれってのがね。
●掛丸翔『少年ラケット』/試合後の一コマずつの無音やりとり描写がよい。
●瀬口忍『囚人リク』/ここで背景語りはずるいが、でも上手くて、しかしそれをも越えていく、と。
小沢としお『Gメン』/薙は押され気味だったんですね(ほのぼの)。
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/殿馬は堂に入ってるな。山田のじいちゃんは人妻ハーレム状態。
福地カミオ『猫神じゃらし!』/雨が降ってる数日間の話なわけだが、どこでコマ内に描いてページに配置したら演出効果になるかという。今回しゃべらず(こまりが通訳する間もなく)背景に徹している、ゆきちの反応がおもしろい。
●鈴木優太『絵江の変人解放運動』/意外ながらも黒いオチ。命の軽さが前提ゆえに、という部分はあるわな。
●山田胡瓜『AIの遺電子』/そりゃスカンク草井も、アトムは悪い心を持たないから完全ではない、と言ってたけどさ。そもそも人間もヒューマノイドも一様にしか描けない作品で語るべきテーマなの。
●円山晃『冥界だより』/最終回。作者が『最強少女さゆり』のアシスタントだったと知って、納得の空虚さというか。


  • 編集後記によると、『弱虫ペダル』シリーズ発行部数が1700万部突破とのこと。