週刊少年チャンピオン2017年12号

渡辺航弱虫ペダル』/連載9周年巻頭カラー。解説役も諦観もモブの本懐って感じだが、いやまあ。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/勇子のキバは実私へのはなむけだったりする?
板垣恵介刃牙道』/勇次郎は落雷、ドイルは電気椅子で無事だったのに、今さらスタンガンごとき出されても(基準がおかしい)。
●中村勇志『六道の悪女たち』/予想外の展開。実私路線追ってると言えなくもない。
福地カミオ『猫神じゃらし!』/身体能力はあるんだ。体操服という人間文化に触れてこそ、という話かも。
荒達哉『ハリガネサービス』/その公開は全国の無回転サーバーの解禁を意味する!…とはならないか。一人くらい他にもいるんじゃない?
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/柔道からの転身は、チャンピオンにも相撲マンガにも先人いるからね。現目標は王虎と。闘海丸の分析モノローグは強者感あってよい。
板垣巴留BEASTARS』/裏市から来た男、てまたハードな。この闇を見た上でふり返ると、雌鳥レゴムの挿話も異なる意味合い生まれてくる。作品冒頭で起きた殺獣?にも踏み込んでいくのかな。リア獣、自動改札、ネット通販、鳥類の飛行、と文化描写も色々。
●瀬口忍『囚人リク』/いよいよ殺意を向けられるか。さて。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/先週の人妻(お母さん)の旦那(お父さん)。作品に似合わず(失礼)いい人だ、エンジェル伝説。前回と今回で吸血鬼と人間の結ばれた幸せ一家、とこれも実私ラストに合わせた感ある。
小沢としお『Gメン』/瞳にトーンが。あ、ツレって仲間ってことね。暴力のインフレはなあ。
●掛丸翔『少年ラケット』/試合前の一悶着も、この生真面目な先生がゆえ、か。
増田英二『実は私は』/最終回。別れとちょっぴり先をのぞかせて、すっきりと幕。ああ、いい「おはなし」だった、おもしろかった。ありがとうございました、お疲れ様でした!
●鈴木竜太『にんにんっ』/集中連載最終回。ギャグ密度は悪くないと思うが、投げっぱなし感漂うのがどうも。
石黒正数木曜日のフルット』/SF…なのか?