週刊少年チャンピオン2017年8号

●瀬口忍『囚人リク』/巻頭カラー。力業な死角。物語にあっては強引さも魅力よ。
渡辺航弱虫ペダル』/この手の戦略見ると、アマゴワクチン!(みどりのマキバオー)と思ってしまう世代。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/雪だるまシリーズ、てとってつけたようなオチだが。雪おろしの1ページ二段コマはよい絵面。ページ右側の大きいオノマトペで上下のコマ接続しつつ、俯瞰から横視点へ。そして雪像モアイといえば『ドロイどん』。
ドロイどん (電撃コミックスEX)
板垣巴留BEASTARS』/恐竜と夏祭り。隕石説とってるんだ。盆のアレンジとしてはおもしろい。
板垣恵介刃牙道』/強者の孤独。主題自体はシリーズ通してくり返し出ているが。キャラ紹介コーナーはアフリカ象シベリアトラ・カマキリ。ゴキブリ師匠は戦ってないしな。(そういう問題じゃない)
●中村勇志『六道の悪女たち』/生きてたのかよ!まあ救済を描く作品だしな。
荒達哉『ハリガネサービス』/いや、別にチートだから強い、てなトートロジー言ってるわけじゃなかろう。
福地カミオ『猫神じゃらし!』/(BEASTARSと共に)センターカラー。二本立て。一本目、連載が季節合わせということもあるが、これと浦安が雪遊びネタなのは子供らしいノリ。葵はどこへ向かってるんだ…。二本目、冒頭がねこぢる目に見えるよ。ケンカや技の会得も許された世界、マイルド。ゆきちとさやの会話は、間にこまりの翻訳があったろう事ふくめた見せ方だな。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/増えたなあ、同居人。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/明言されてしまったか。常松の“親子”の方はどう着地するかね。
●ニャロメン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/無を描く、いや。
●玉置大地『まちからチョコがきえるひ』/読み切り。一発ネタの力押しながら、このギャグ設定成立させるセンスは好き。美野さんの動きとか、いかにもマンガ好きが描いた絵だなあ。拙いながら、読ませ方は意識されている。
●山田胡瓜『AIの遺電子』/妄想オチ、の上で序盤の会話を見てみると、と。この性格ではゲーム実況番組と相性悪いだろうな、しかし。
増田英二『実は私は』/内容が季節合わせだった当初から段々ずれ始め、2年遅れでまた合わさってきた。友人達との集合絵。あー、終わるんだな、いよいよ。


  • 板垣恵介巻末コメントが警察密着番組の話題なんですが、最近の展開はそれが理由?