●浜岡賢次『毎度!浦安鉄筋家族』/一応、毎年律儀にクリスマスネタやってる作品ではあるのよな。じつわた4ヒロインがクリスマス巻頭カラーを飾る、なんて年もありましたが今年はこれだよ。ノムさんサンタが2年連続で出た時もありましたが、今年はこいつだよ。「ベツレヘムー」という叫びに笑う。1ページ目の3段構成はちょっと凝ってる。
●ニャロメロン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/変身ヒロインアニメネタ。くじらの細かすぎて伝わらないモノマネに蜂の巣駆除スターシリーズってあったが。あと書き忘れていたが、先週のギャルゲーネタはよかった。
●渡辺航『弱虫ペダル』/そうまでして主人公勢とモブの格差強調しなくても…。
●佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/川さん…柔道着の帯ゆるめるみたいなものか。しかしそれでも、敵もさる者。
●安部真弘『あつまれ!ふしぎ研究部』/焼きそばパンは菊之助増刊号の読み切りでもプレイに使われていたからね、オマージュだね。
●増田英二『実は私は』/作品タイトルが口々に叫ばれる、今この時。最初からこの物語のヒロインは、自分の秘密を守る為につらい思いをしないで、と主人公に伝えていた。それはつまり、他人を守る為ならば自分の秘密を明かせるのだ。委員長に殴られかけた主人公をかばったあの時から、白雪を守る為に人前で飛んだ今まで、その優しさは変わらない。そして、今伝播した姿勢と心はそれである。それを向けなければならない相手がいる、それを伝えた人物、この物語の主人公が。だから、各々叫ぶモブ達という校舎の遠景、涙する主人公とヒロイン、という今回の二つの見開きは、共に達成であり同質である。馬鹿話の地平だからこそ寓話を、モブであることの力を描けるんだ、とプリパラ称えてきたる私としちゃ涙ぐむしかねえだろ、ここは。あと、犬の名前かよ!(正義の殺人鬼かよ!)というのはツッコミ所だが、贖罪でもあったんだろうな。
●車田正美『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』/透明人間!?てそりゃ笑うよ。デストールさんみたく美形という枷から解き放たれた方がキャラ立ちしそうなんだけどな。
●瀬口忍『囚人リク』/これは脱出以前から個人的に改造してたってことでいいんだろうか。
●カプコン・芹沢直樹『バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜』/連載再会。いつ出た伏線なんだかもう。
●中村勇志『六道の悪女たち』/悪人に見えて実はこんな背景が、というエピソードが毎回入るんだけど、うーん。
●山田胡瓜『AIの遺電子』/これはダメでしょ、こんな“正義”を是としたら。まあだから闇医者で禁忌でロボットで、という話なんだけれども。あとやっぱり恋愛系の話は男女で役回り異なる感。
●水島新司『ドカベン ドリームトーナメント編』/おかみさんが普通に人と人の別れ語り出すの怖いんだけど。作者も歳だしな。団らんからラスト2コマの孤独。
●板垣巴留『BEASTARS』/飲まれているのは双方共なんだよなぁ。『かぶく者』的舞台バトル展開か。
●福地カミオ『猫神じゃらし!』/まだかわいいサンタコス枠は残されていた、て予想外だよ、存在知ってるのかよ。先生によるオチはある意味地に足着いてる
●佐藤ショーキ『君島さんとアンドレ』/読み切り。猫(を飼うヒロイン)マンガ。
●藤田まる美『ミラクれ!微超能力部』/出張連載最終回。基本黒いんですね…。
●藤田勇利亜『ミドリノユーグレ』/最終回。ちょっとバタついたか。ドラマツルギーとキャラクターの爆発力が肉離れ気味だったが、後者についてはかなり楽しんで読めた。高橋のぼる路線だと思うんだよなあ、その点。いいテーマと出会った上で再会したいものです。お疲れ様でした。
●石黒正数『木曜日のフルット』/浦安とこれがサンタネタ定番というのもなんだが。エロメディアのアイコンになってる時点でなあ。