週刊少年チャンピオン2017年2号

車田正美聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』/連載再開。これが聖闘士の老いの表現。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/オータムロボのデザインはチャンピオンロゴマークから来てるし、最後のヒグマも同じ木曜発売のヤンジャンの暗喩だろうか(たぶん違う)。
板垣恵介刃牙道』/わけがわからないよ。この消し表現は池上遼一の手法として思い浮かぶわけだが、近いマッチョイズムと表裏一体のエロスかな、などと。
渡辺航弱虫ペダル』/実際のコースに合わせた展開なんだろうけれど、主人公運持ってるって感じ。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/双方、人真似から抜け出して本領のぶつけ合いか。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/キャラが左に進むと 誰が決めたんだ♪構成力あれば読ませられるし、上手いし。新しい公園云々は聖地ネタかな。オチはお約束だが笑った。
増田英二『実は私は』/あー、そうか、以前に飛んだのは雪山で朝陽の倒れた時だった。その時も、見られてしまう危険が、自分より白神さんの方が、と言われたけれど、それよりも、と反抗したのがこのヒロインだという。増田英二好きとしてはね、前回の救出が一つ和解の証として見えて、ああ、前作『さくらDISCORD』のキャッチと、あの成就と同じだ、という感慨があった。いいぞ、と思いつつ、そこには郷愁も入ってた。しかし今回のこのあがきは直進は爆発は、この作品ならではの光景だ。その先のものを捕まえられた、この展開にグッときた。親父さんが葉子を連れ去る、という場面は、アニメ版終盤にもオリジナル展開としてあった。ただし、尺が原作の序盤で終わるその作中では、主人公はなすすべもなく一人立ちつくすだけだった。でも、この主人公とヒロインと仲間達はそれからも歩み続け、そして物語はこのキャッチにたどり着けた、という読み方もしたくなるわけです私は。あ、そうだ、これプロポーズなんだった。なんか熱量で見過ごしそうになるけど。かつてそれを聞いたのが、まず声をあげたこの変態で、そして彼(ら)は未来で、とい
う脈絡もまた含むわけで。うむ、よい。
●山田胡瓜『AIの遺電子』/若者でいられる、ということ自体、身分や立場による話でもあろうしな。
小沢としお『Gメン』/伊達さんは純情。
●中村勇志『六道の悪女たち』/割るのかよ!
●瀬口忍『囚人リク』/そういえば顔は知らなかったんだった。知ってても変わり過ぎてる気もするが。状況的には極楽島脱出時の沢田と同様か。
板垣巴留BEASTARS』/血。禁忌臭あるのう。主人公の目覚め(?)はこういう抵抗の形でか。
福地カミオ『猫神じゃらし!』/特殊な会話劇と言えるわけだが、この状況をいちいち構図で見映えさせて読ませるのは上手い。
●三原すばる『大きい目玉の人』/読み切り。再びギャグ。前回のシチュエーションものの方が好みかな。
●掛丸翔『少年ラケット』/不意討ちのサービスシーンに驚く。1コマだからこそのありがたみ…。(何がよ)
●伊科田海『PSYCHO ROAD』/この神獣?に似せた能力かけ合わせは、いかにも主人公の中二病感というか…いや、『のび太の日本誕生』リスペクトなのかも。
●藤田まる美『ミラクれ!微超能力部』/出張掲載2話目。あ、純粋ナンセンスのシュール系もありなのか。帰還にちょっと笑った。
藤田勇利亜『ミドリノユーグレ』/いざ親子喧嘩へ。次回最終回。
架神恭介渡辺義彦『放課後ウィザード倶楽部』/最終回。まあこうでもしないと仕方ないのか。


  • 前号からホビー情報ページのキャラが一新されていた。重本キャラはインパクトあったんだなあ、やっぱり。