週刊少年チャンピオン2016年52号

板垣恵介刃牙道』/新大統領トラムプ。本部戦によりドメスティック民話性高まってる所に、その外部、グローバル要素持ち込むのはどうなの、てのはあったんだが(実際、武蔵編になってからはオズマ初登場だよね?)、本当幕間でしかなかった。描きたかったんだな、話飛んでるし。念の為、という点はいかにもこのキャラっぽい。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/編集者がプリパラにハマった影響がこんな所にまで、ダ・ヴィンチー。(たぶん違う。)オノマトペのイタリア統一といい、この手のバカバカしさは見事。最終ページの二段ゴマも2階→1階という構成ではあるしの。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/モンスター討伐の為に作り出したモンスターが暴走、と王道ではある、盛り付けひどいけど。
●伊科田海『PSYCHO LORD』/集中新連載。マッドサイエンティスト少年(19歳)と殺人鬼ジジイ(99歳)。いいキャラクター設定だ。シャコ。
●瀬口忍『囚人リク』/ダンプ強い。しかし敵の目的に気づいて、そのまますんなり逃げ出す主人公かというと。レノマ同様に。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/腹をくくったいい顔だ。アゴヒゲが下のコマにまではみ出すのも迫力だな。
板垣巴留BEASTARS』/刮目しろ、で瞳孔が開くのはいい。統率者のあり方としては正しいのかねぇ。
福地カミオ『猫神じゃらし!』/お色気などいらぬ。二週連続でネコ達にすり寄られるも、薬物を使ってはその価値も霧散か。(薬物言うな。)
●ニャロメロン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/繰り返しネタ。うん、笑ってしまった。
●山田胡瓜『AIの遺電子』/新井英樹ザ・ワールド・イズ・マイン』中の殺人鬼の言葉が「守るべき命と葬るべき命の選択こそ、人間が神から与えられた神同等の力だ」、対する殺人を否定する言葉が「人類の最大の罪は想像力の欠如です」というものでして。今回の話、被害者は記号でしかない、セカイ観のみダベってその身上は語られない、物語を選ばせない、という点で相手のロボ頭もシステム扱いにすぎないわけで。
増田英二『実は私は』/紅本茜復活ッッ。そっかー、その記憶がゆえの生徒と食への執着かー、と美化するには、正直これまでがひど過ぎたと思うけど。白雪は人間の側に絶望して人外化したってことかねぇ。(『透明人間の作り方』メソッド!)
小沢としお『Gメン』/勘違いヒロインってやつか。
●三原すばる『アイドル志望遊戯』/読み切り。正統派ギャグ、おもしろい。
●掛丸翔『少年ラケット』/大会選手の優遇、かつ並行して一つ先の大会の仕込みも、と長期的視野である。学生スポーツにおいては実戦的か。お金も払う。
架神恭介渡辺義彦『放課後ウィザード倶楽部』/世界観説明。冒頭ではこっちについてるんだよね。
藤田勇利亜『ミドリノユーグレ』/えええ。いや、驚いたけどさあ。