週刊少年チャンピオン2016年41号

  • 表紙は劇場公開アニメの弱虫ペダルSPARE BIKE。正直、アニメ化の状況もよくわかんなくなってた。

板垣巴留BEASTARS』/新連載。短期連載時と同じく肉食動物と草食動物の共存世界で、本作は学園マンガ空間。内容的にはベタな、怖いと思ってたら優しい人、であるが、すでに起きてしまった悲劇とその闇の内包が前提であり。演劇部を通して生き方と演技云々、みたいな主題かな。
●ニャロメロン『ベルリンは鐘 ヤッホー!』/音をマンガで表現するのも大変なのでね。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/アクションの絵面的に、本編より外周移動ネタの見開きが力入ってるような。ここ、オノマトペの見せ方も巧い。
板垣恵介刃牙道』/手に入らないから武を続けられる、てわかりそうでよくわからん。作品序盤の欠伸との対比か。
福地カミオ『猫神じゃらし!』/みんなでごっこ遊び回、とネタ的には浦安でもたまにあるノリだが。こっちはあくまでフラットな日常劇で、その抑えた筆致で盛り上がりを描写するとこういう楽しさになるか。先生としっぽがいい味出してる。
渡辺航弱虫ペダル』/みずたがんばる!
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/以前サブタイトルで『ルドルフ ともだち ひとりだち』パロディあったけど、今回の内容も近い面ある、映画も公開されたし。そう、動物が海外を目指すなら船だ。
●瀬口忍『囚人リク』/死体の山は凄絶ながら、それでも仲間の姿であり。だからこその想い。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/あのメガネ君がそんな躍進を遂げていたとは…。そういえば、ツッパリ君はまだ引っ張るのか。
増田英二『実は私は』/ギャグとシリアスのバランスどうなんだこれ、でも作者的には筆のってそう。未来方面の話には、これまでも白神さん一切関わってないんだよな。先代校長の口ぶりは予知にも見えるんだが、未来をどう認識してる(知っている?)のか。
●中村勇志『六道の悪女たち』/これが悪堕ちヒロインってやつか…(ちょっと違う)。ハーレム設定に転がりそうな所でいちいち苦味を、と独特な展開である。寓意?『家裁の人』にも「カサブランカ」という話があってだね。
●山田胡瓜『AIの遺電子』/汚れ役アイドルまでこなせるのは人間・ヒューマノイドの方と。では、この世界のポルノ業界についての話もいずれ、無理か。さておき、“傷を消して”記憶の中の姿になれるのはヒューマノイドだから、という話でもある。一方、彼女が整形し続けてもこれまで通り彼はついていくだろう、という意味では逆説的で。あとこの名前、デレマスの南条光由来とかじゃないよね?
小沢としお『Gメン』/「ウチはそーゆー学校じゃねーんだよ」、普通そうだよね…。伊達さんは想い人なのにその言葉で止めるのか、いい人だ。
●掛丸翔『少年ラケット』/この辺は上級者でないと見えてこないってのもあろうし、ヒロイン姿でこそ見栄えするってのもあろうし。
木佐貫卓『マル勇 九ノ島さん』/女騎士もののエロ作品ってこういうノリじゃないの?
藤田勇利亜『ミドリノユーグレ』/それこそ主人公の孤軍奮闘の可能性あるのか。謎ロボット。
石黒正数木曜日のフルット』/地口ネタながら初耳の言葉。メイクイーンとは関係ないそうです。


  • 今週、ジャンプ・マガジン・サンデーでは裏表紙広告がデレステで中居君だそうですが、チャンピオンでは格闘技イベントです。