●荒達哉『ハリガネサービス』/巻頭カラー。連載80回で人気投票開催するのは、チャンピオン作品にしては早め?雲類鷲の豪快さはいいヤツっぽいんだけれど闇とワンセットなのが今風か。ドカベンや刃牙あたりと比較するのもなんだが。
●渡辺航『弱虫ペダル』/作品は鑑賞者よりも上と、まあ道理ではある。とはいえ小鞠もこれ見てさらに伸びるんじゃないのか。目の前の相手よりも、引退キャラ登場の方がメインぽく見えちゃうのはどうかねぇ。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/吸血鬼ずっと死んだまま。密室劇ながらバトル回と。野菜も無機物も吸血鬼化ってもうなんでもありだな。商品画像は伏線。
●板垣恵介『刃牙道』/本部VSジャック開戦か、あるいはまたすかしフラグだったりするのか。バトルシーンはオノマトペが映えますなあ、やはり。
●安部真弘『侵略!イカ娘』/連載終了間近にして設定への自己言及みたいなネタ出してきて、しかしいつも通りゆるーく終わる、と堂に入ってますな。
●カプコン・芹沢直樹『バイオハザード〜ヘヴンリーアイランド〜』/援軍と主人公合流、て、え、モリオが上なの?
●浜岡賢次『毎度!浦安鉄筋家族』/晴郎コスプレとオチのモブキャラで水木しげる追悼という面はありますが。内容自体は玄関先という“空間”、ワンシチュエーション下におけるドタバタ家族のコント光景錯綜を画面構成駆使して描写、と水木作品における“風景”とは別物のベクトルで。プラス、日常的な小学生の遅れた時事ネタ(はぁ?)&連載年数重ねての落差ネタ(雪ダルマ)という。
●増田英二『実は私は』/モブクラスメイトとカラオケ、連絡先交換、というこの地平。はるばる来たなあ、連載当初の孤独から。スラップスティックぶりもだが。
●瀬口忍『囚人リク』/あー、身代わりになっちゃうか。この作品的には強者の負う責務ではあろうが。あと未来ブリーフは丈夫。
●水島新司『ドカベン ドリームトーナメント編』/岩鬼の見せ場は水原の打球。ようやく来た武藤の見せ場は水原の力。つまり水原の見せ場ですね、わかります。今回も山田のモノローグが地味にひどい。
●掛丸翔『少年ラケット』/本人ではなく師匠が、親の方が絶望してしまう、とこれはつらい、前回の生真面目さと表裏一体とはいえ。それでもかつての経験が別の道に通ずる、熱い展開。
●車田正美『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』/今期の掲載はここまで。天変地異。経過時間への自己ツッコミは、まあ。
●佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/無意識の反応が技術として現れる。研鑽の賜物ですな。
●小沢としお『Gメン』/ミナちゃーん!!(泣)
●木々津克久『兄妹 少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿』/思い出したくない人物。世界観としては超存在と対になるのかね。
●松本豊『スメラギドレッサーズ』/決着、下着姿をお姫様抱っこ(語弊)。ここも表情は見せないか。相手の力に比例する回避力、攻撃と同時に保護、とヒーロー然としてある能力なのね。
●加藤淳也・三宅隆太・タカヲヨシノブ『劇場霊』/最終回。ガジェット的なB級ホラーとしてはこんなもんかなあ。作画のみ新人作家の作品がどうも上手く回ってない印象。