週刊少年チャンピオン2015年50号

板垣恵介刃牙道』/脱力による移動、という理屈まではツマヌダ格闘街と同じはずなんだけどね…。急所攻撃もお約束になりつつあるが、話としてはキャラクターの格あってこそか。
荒達哉『ハリガネサービス』/無茶しやがって…。限界こえたらどうなるか期待しちゃう面も。
増田英二『実は私は』/死刑!!がきデカオマージュ!!(たぶん違う。)どんな行為もイチャつきになる、というのは確かにカップルらしさかもしらんが。悪魔との契約で悪魔自身が縛られ、というのはお約束だがこれは心憎い。先代校長にも何かあるのかね。
佐藤タカヒロ『鮫島、最後の十五日』/飢えや意地でなく、生きること、夢見ることがこの生き様だったんだよな。
●掛丸翔『少年ラケット』/施設があるからこそお風呂回もあるんだよ!違う世界の話とライバル校の話と、いつかそれが並ぶ日がくるのか。
●山田胡瓜『AIの遺電子』/春風亭昇太の「茶の湯」「ちりとてちん」はいいですね。しかし、そもそも現代人演じてるわけでもなかろうに。初回からひっかかってるんだけど、この世界に生きる身ならば感じうるそこに由来する“常識”まで描きえて初めて物語の「設定」なんだよ、読者側のそれ頼みじゃなくてさ。
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/ある意味、長島対武藤というカードか。
●瀬口忍『囚人リク』/痛い。この世界で頼りになるのはギャング側と。
アサダニッキ『ガール・バーサス・ガール!』/読み切り。女装男子。うん、まあ、女性作家らしい空間だ。プリンセス執筆作家かー、天乃タカ来ないかな。
●角光『ニコべん!』/愛がゆえの押し付け弁当。新キャラの名字「伊調」ってその発想はなかった。
藤井良樹・佐藤周一郎『BADBROS』、細川雅巳『錻力のアーチスト』/並んで掲載されると、いよいよ本道からのずれっぷりがすさまじい。なんか絵づらの読み心地が土竜の唄みたいな。
小沢としお『Gメン』/思いを乗せた拳、というやつだ。
●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』/サブタイトルのルドルフシリーズパロ、ちょっとうれしい。*1ビジュアルで笑わせにくるのがよいな。ジョン有能かわいい。
木々津克久『兄妹 少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿』/桃園さんも愉快犯的な意思には即応できないってことか。あとが怖いか。(主人公見れば)
●松本豊『スメラギドレッサーズ』/ベタながら絵柄の硬質さ相まってキツい。敵の改心はこれまでないんだっけ。
●鈍速毎日『マジカロマジカル』/この因縁は皮肉過ぎる。しかしこれ、諸悪の根源はあの社長になるんでは。
●石坂リューダイ『羽恋らいおん』/背後に別人が見える図は定番ながら熱い。
石黒正数木曜日のフルット』/最強伝説黒沢の初期エピソードがダブるな…。

*1:これね。ルドルフ ともだち ひとりだち (児童文学創作シリーズ)