「プリパラ」39話雑感

●話数カウントは通算であるが、実質第2シリーズ1話目。脚本は当方が「アイドルマスターシンデレラガールズ」11話感想記事にてアニマスからの思い入れ込みで称賛しました、シリーズ構成担当でもある土屋理敬
●冒頭は1話目と重ねて、あの日からの進化。内容は新設定解説で、新エリアをドライブしながら観光風に。アシカ(武内駿輔)の歌がちょっと聞こえたけど、エンディングクレジットには名前入ってないね。
●説明はめが兄ぃから集団ごとに。つまり主人公らもワンオブゼムで、その地平あってこその37話の感動だったと思うのですよ。その上で、お世話役が子供たちの反応を見ながらしゃべれる、個別に返事を聞ける程度の人数に分けられる、という対応。
●願いがかなう、と言われて金銀財宝を思い浮かべるドロシー俗人かわいい。レオナはドロシーにつき合いたいだけだよ!
●みんながイケイケで次段階に向かうのではなく、とどまる者も出るのがおもしろい。それを肯定も否定もしないのよね。
●あと主人公から「めが兄ぃさん、大変だね〜」と、お話としては裏方にあたるキャラのプロフェッショナルぶりへの言及が出て驚く。この点はデレマスにおける土屋脚本回、6話・11話もそうで、アイドルを支えるプロデューサーの働く描写に、ちゃんと尺がさかれていたのだ。そういう形の目配り、作品世界の構築が私は好きです。
●新キャラ濃いなあ。でもこういう、「なんだよこいつ…」な第一印象が物語進むにつれて「いいやつじゃん!」に変わるのが、昨年度目の当たりにした「プリパラ」という作品の寓話だか馬鹿話だかの底力でありおもしろさだったのです。期待。