アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」3話(後半)

※続き。



●またグラビア撮影か!CMの話。
●ライブ会場。「物販待機列」の柵前で座り込み、というのはアニマスになかった表現ではある。
●控え室、時計は12時10分。プロデューサーいわく「先輩達から色々学んでください。今日のすべてが、みなさんにとって貴重な体験になります。」「はい!」とやや緊張ぎみの三人。プロデューサーの言葉は他の346プロメンバーへの信頼でもあるし、目先の成功・失敗に惑わされるな、という意味でもありますね。
●ガチャ、と音がした方向に四人が目をやると、ついたての向こうからのぞき込んでいる、みく・かな子・智絵里。「まだ納得いかないけど、今日はみくを倒したみんなに託すニャー!」「ライブ、頑張って!」「みんなと一緒に見てますから」。笑顔になるバックダンサー三人。
●他のバックダンサーへの挨拶。卯月が凛に「私、以前物販のお手伝いをさせていただ…」と話し始めたところで、ドアを開けたプロデューサーが「みなさん、こちらへ」と呼び出す。ある意味1話冒頭のリフレインですが、プロデューサーだけは記憶してるんだろう、そして未央がいた理由はやはり謎。
●並ぶ花輪、瞳輝かせる卯月・未央&目をぱちくりさせる凛、居並ぶ先輩アイドル。「出演者の方々にご挨拶を」とプロデューサー、挨拶する三人。美穂、茜、まゆ、川島さん、そして美嘉。
●部長とさらに上役らしい人物の入室に、引きしまった顔で「よろしくお願いします!」と一斉に頭を下げる先輩アイドル達とプロデューサー。うなずく上役。あわてて頭を下げる卯月と未央の後ろで、無表情な軽い会釈にとどまる凛。ここでアップになる未央の緊張顔は、「あ…」と何か気づいたようでもあるが、だとしたら状況的に上役に関することだよな。この辺のやりとりはリアルだし、三人の意識のずれが目立たせてある。
●準備中のステージ。舞台裏で上手(かみて)と下手(しもて)について確認し合う三人。不安。引きしまった表情で移動する美嘉。
●リハーサルでステージに立つ美嘉と三人。きょろきょろする卯月と凛、ぼーっと一点(客席?)を見ている未央。スピーカーのハウリングに目を閉じる三人、声が響き視線は前方の美嘉へ。慣れた感じでマイクを通し、スタッフとやりとりする美嘉。再び未央のアップ、呆然とした顔。
●ここから続いていく淡々とした描写と、流れ出すミニマル的なBGMがあわさっての追いつめられていく様子は、かなり怖いです。
●舞台裏、会話する卯月と凛、ひたすら脚本を眼前に構え見つめている未央。。リハーサルと呼びに来るスタッフ、セリ(古畑任三郎好きとしてはスッポン)に乗る三人。一気に舞台に上げられ、転倒する卯月、バランスを崩す未央、立ちつくす凛、そして踊っている美嘉。やり直しを宣告するスタッフの声、舞台袖で見ていたプロデューサーは首元に手をやり、険しい顔に。
●「あの、もう一回できませんか!?」という卯月の頼みを、時間的に厳しい、と拒絶するスタッフ。隣に立つ凛と、どうしよう、せめてダンスだけでも、と言葉を交わしますが、後方で立ちつくした未央は険しい顔でただうつむく。舞台裏でダンスの練習をする三人、ステージではすでに違う曲が流れている。
●食事(サンドイッチ)が喉を通らない三人。描かれない未央の顔を見て、表情こわばらせる凛。
●不穏な曲の続く中、開場。シンデレラプロジェクトの仲間たちの姿も二階端の客席に。杏を抱えたきらりに話しかけられ、とまどったように応じる李衣菜。これひょっとしたらきらりは、杏、李衣菜という性格的に孤立しそうなメンバーに、あえて積極的に接してるんだろうか。美波・アナスタシア・かな子・智絵里は不安げ、みくはいまだ不服げ。
●2分ほど流れた不穏な曲もようやく停止。すでに着替えた三人。不安な顔で髪をセットされる卯月、うつむいた未央、立ったまま二人の様子を不安げに見ている凛。
●「いくわよー!」という川島さんのかけ声、「おー!」と円陣組んだ茜・美嘉・美穂・まゆ。暗い舞台裏、スタッフ達のかかげる懐中電灯の明かりの中でこれをやる、というのがリアルなんだろうな。あと中の人的に、川島さんのこの声音もリアルといえそう。
●ライブ開幕。不安げみく・智絵里・かな子、楽しげみりあ・莉嘉・蘭子。
●控え室で中継を見る三人。卯月と凛に話しかけられるも、ろくに受け答えできない未央。正面向いても映るのは口元から下。
●呼びに来るスタッフ。ここで凛が顔を引きしめ、立ち上がり、未央の肩を叩きます。冒頭で未央に背中を叩かれ、「痛いよ」とぼんやりした反応かえしていた凛が。「行くよ。」と凛。ふり返り、ようやく表情見せた、目を丸くした未央が「う、うん…」とうなずく。「卯月も行くよ!」「は、はい!」と立ち上がる卯月。厳しい顔でうなずく凛、凛々しい。
●ステージ下。茜と美穂、スタッフに話しかけるプロデューサーの映像に、重なる三人の会話。「大丈夫、本番はうまく行く!」と凛。「はい!」と卯月。「うん!」と未央。カット変わって、うなずき合う三人。
●「よーし、じゃあ行こっか!」と美嘉、「はい!」と三人。それにしても美嘉の衣装、露出多過ぎませんかね、閑話休題。そこへ駆けてくる二人の姿。「みなさーん!どうですかー!元気ですかー!」と茜。「出る時のかけ声は決まってますか?」と美穂。
●この場面についてはツイッター上で、この二人は前の場面でプロデューサーに指示を受けた、という指摘見て、なるほどと思った。なんだ、アイドルと普通に話せたのか、というのはあるけど。
●とまどう三人に「好きな食べ物とかどうです!?」と茜の助け船。「チョ、チョコレート!」と凛。「な、生ハムメロン!」と卯月。「フライドチキン!」と茜。「ジャンケンポン!」して顔見合わせた三人に、ようやくくだけた笑顔が浮かぶ
●「OK!じゃあ楽しくやろうねー!」駆け出す美嘉と三人。セリにスタンバイした三人はみな引きしまった笑顔。無表情にそれを見つめているプロデューサー。
●カウントダウン。「フライ・ド・チキーン!」ステージ上に、中空に飛び出す三人。スローモーションの中、一面オレンジのサイリウムの海。その光景を瞳に映した、卯月、凛、未央、三人それぞれの笑顔。
●着地して踊り始める三人、茜と美穂のハイタッチ、大きく息をつくプロデューサー。自分の不安をアイドルに見せてはいけない、というのがプロデューサーの意識かもしれない。
●曲「TOKIMEKIエスカレート」。始まったらサイリウム持って、わぁ…て感じで口開けてるみくかわいい、サイリウム持たず体揺らす李衣菜はロック。舞台が小さいから、てのはあるけどアップ多用のPV風の造りだな、というのと、客席三階までのサイリウムの海の長回しはよくぞ見せた!というのは感じた。あと客席がアルファベット叫ぶパートでは、サイリウム持って完全ノリノリの李衣菜!みくはまだちょっと居心地悪そう&杏は不動ですが。
●曲終了。舞台そででうなずくプロデューサー、一度客席方向をじっと注視し、目を閉じうなずき、そのまま立ち去る。これはシンデレラプロジェクトの仲間たちを見ていたのでは、その為に二階端という観察しやすい席をとったのではないかと。
●曲終了後のMC。バックダンサーを紹介し、「感想でも聞いてみよっかな」と卯月にマイクを向ける美嘉。あたふたした卯月が凛を見るとうなずかれる、未央を見るとうなずかれる、三人は笑顔で手を上げ叫びます。「最高ーーー!!!」歓声、拍手、揺れるサイリウム。部屋で中継見ながら、部長に何やら話しかける上役。
●時計の文字盤、長針が進み43分38分へ。(※1月27日、ブクマコメントを受け訂正。)
●「全プログラム終了でーす!」「お疲れさまでしたー!」スタッフ達の拍手、出演者達の姿。流れ出すエンディング。
●美嘉に声をかけられた三人は、それぞれ笑顔で感謝を口にする。美穂、茜、川島さん、まゆからも声をかけられ、スタッフからも笑顔を向けられ、瞳をゆらす三人。
●足音、プロデューサー登場。「お疲れさまでした。」「プロデューサーさん!あの…今日は…ステージに立たせてくださって、ありがとうございました!」と声を震わせる卯月に、若干プロデューサーの目元がゆるみ、「いいステージでした」という声に喜色がまじる。
●ふり返る卯月。立っている凛と未央。未央が卯月と凛の肩を抱き寄せる。笑顔で、叫ぶように卯月が言う。「やりました!私達の初ステージ、無事に成功しました!」未央も笑顔で叫ぶ。「なんかもう全部がキラキラしてた!アイドルってやっぱり最高!」「ですよね!ですよね、凛ちゃん!」万感の表情で二人を見ていた凛が、笑顔になって力を込めてうなずく。「うん!」
●プロデューサーの隣に部長が立つ。もう一度、プロデューサーが口を開く。「今日はお疲れさまでした。この体験を、しっかり自分のものにしてください。」「はい!」と笑顔の三人。部長のシメの挨拶、かけて来たシンデレラプロジェクトメンバー。みくの発言をきらりがぶった切り、各々がしゃべり出し、「みくもステージに出たいニャー!」という叫びに会場外観から星空にスクロールしてオチ、いやさ意思表明かもだが。エンディング終了。
●ライブ終了後、空のステージと客席。ステージ袖の三人。「これって現実なのかな…」と未央。「夢みたいでしたね…」と卯月。「うん…」と凛。みな気の抜けたような顔。凛が上を見つめ、その瞳をゆらす。決意の時、かな。
●いやあ、よかったです。美しい夢の輝き、でした。



三重テレビでは、梅沢富美男研ナオココンサートCMから冒頭の「Happy Princess Live!」ポスター入りだったよ!