入江喜和『たそがれたかこ』、新井英樹『SCATTER』

昨日の入江喜和『たそがれたかこ』感想記事の続きとして。
(『たそがれたかこ』3巻より)
右側の主人公のモノローグたる各種文字の嵐に、左側の母の肉声が刺さる図が好き。あと背景描写。



そして入江喜和の夫、新井英樹の描く『SCATTER』から文字つながりでこんな場面を。
(「コミックビーム」2014年12月号より)
“現代”の悪役たるセリフ、精神性。こええよ。あと背景描写。



文字や言葉へのこだわりはよいものですね、ことこの二人の作家については、背景描写とセリフの内圧が人物の重みって形でリンクしていていいのですよ、という話。