アニメ「ハピネスチャージプリキュア!」31話

  • 9月7日放送。

●前回のシャイニングドレッサーの活躍ぶりにご満悦なひめ。右手は開いて前に、左手はこぶしで上に、てなんだ、歌舞伎か。その様子を笑顔で見つめるブルーと妖精たち。
●来客、めぐみといつもの三人。めぐみはキラキラ目でうかれまくりーの、飛び交う丸い光まといーの、ひさびさにオリジナルソング歌いーの、回転しーの。あきれ気味の周囲。
●前回の感動どころ、仲間たちからのエールを回想するめぐみ。芝居がかった声と美形ビジュアルの美化っぷり、という落差ギャグ。セルフツッコミとはちょっと違うんだよな、めぐみの認識がこうである=彼女の性格の童心ぶりというか。
●ひめといおなにハグするめぐみ。ゆうこと、そして誠司もしてもらえたのかしら、うふふ。
●ブルーいわく「シャイニングメイクドレッサーの力はイノセントな気持ち、つまり人の中の美しい魂が目覚めた時に初めて発動する」とのこと。美しい魂が目覚める、とはつまり“成長”の模様、続く話見てると。
●大使館二階、ベッドに寝込んでるファントムさん。包帯巻かれてる、つまり手当てはしてもらっています。不安がるひめに、「戦いがすんだら敵も味方もないもの。目の前に倒れている人がいたらほうっとけないでしょう?」と笑顔のゆうこ。まあ倒した側でもあるのだが。
キュアサニー。おおきに!内容的にはお好み焼き回つながりかしら。
●サブタイトル「まさかの急接近!?キュアハニーとファントム」。あらあら。
●おかゆの煮立つ土鍋とゆうこ。合宿回にならって病人食、というわけでファントムのためのものです。
●おにぎりをつまむ他一同。ひめいわく「ゆうこんちのお米は最高だね〜」ということで、11話で植えた稲ですかね。
●ファントムを警戒するいおな。ブルーいわく「彼は幸せの波動に飲まれまいと強い意志で抵抗し、体に負担が及んで傷つき消耗してしまった」とのこと。じゃあ飲まれたらどうなっちゃうんだ、という話ですが、ともあれ今は無力。
●いざとなったら、とキラキラ目でドレッサーをアピールするめぐみと、油断は禁物だぞ!とあきれ顔の誠司。ここ、手前のいおな→奥にスライドしてくるめぐみ→さらにその奥、めぐみの髪の隙間から顔のぞかせる誠司、とちょっとおもしろい演出。
●不安を語るひめに、心中でツッコむ妖精二匹。ハチマキしめてバットとおたまで武装してあぶら汗たらして夜中に見張ってる、その図がかわいい。ひめに対しては血管浮かせて瞳を燃やす、怒り顔。
●ナースに変身してファントムのお世話に向かうゆうこ。序盤のめぐみ&ひめよりだいぶ似合う、個人の見解です。
●幻影帝国。沈んだ顔のクイーンミラージュ。背後の巨大鏡に映るファントム敗北シーン。ディープミラーが「あのシャイニングメイクドレッサー」という言い方してる、その存在知ってるってことは、やはりかつてブルー&キュアミラージュがドレッサー使って戦った相手が彼なんでしょう。
●ファントムがハチャプリに「とらわれの身」にされたと告げるディープ。ミラージュはオレスキーにファントムを取り返すよう命令。「あなたからファントムを奪うとは…」というディープの言い方が、ちょっと気になる。
●目覚めるファントム、まだ体が痛む。介護するゆうこの様子をのぞいて、ひめ&いおなのラブシーン妄想発動。その辺はキャピキャピとムッツリが好奇心旺盛なのだと、言いがかり。
●ゆうこの優しさを不審がるファントムに、「あなたを見ていると、昔好きだった子のことを思い出すんだ」とゆうこ。ひめのショック顔でCMへ。
●ゆうこいわく「ご飯を食べる喜び、ご飯を作る喜び、そしてご飯を食べてもらえる喜び。それらを私に気づかせてくれたのはあの子だったの。」というわけで回想なのですが、ええ、まんまとだまされましたよ途中まで。
●幼なじみ三人、がんばる子供はかわいい、わんわん。いおなのノリノリぶりといい、恋バナをギャグとして挟むのは全体的な構成のカウンターとしてよいかも。心にあいた穴と、大切な思い出を共に抱えるゆうこ。
●しかしこれが、27話でゆうこがちらつかせた恋バナの真相、なのかは不明。今回はあくまで「好きだった」という言い方だけど、27話では「ものすごく恋をしたことがあって」て言ってたし。こだわってみます。
●「私とあなたは敵どうしだけど、おいしいご飯を食べて元気になってほしい気持ちは変わらないわ」とゆうこ。その気持ちは不変な子。「早く元気にならないと、会いたい人にも会えないよ」と言われ、巫女ミラージュを思い浮かべて、目を閉じるファントム。
●ひめがよろけて部屋に転がり込み、対峙する一同。「ゆうこの気持ちをけがすことはできないもの」と非戦を告げるいおな。それに対しファントムは、いおなの姉の魂の封印は自分を倒しても解けることはない、と険のある物言い。にらみ合う二人。前半でのディープミラーの、クイーンミラージュへの「一緒に世界中のプリキュアを絶滅させていきましょう」発言とあわせて考えると、鏡に閉じ込める能力はあくまでディープによるものだってことですかね。
●ブルーが入室して来て激昂するファントム。「貴様のせいだ!ミラージュ様が変わってしまったのは…」と、意外な発言。この言い方は、その変化自体を悪く思っている、ミラージュの現状を問題視している、ということですからね。
●ブルーはサイアークの気配を感じて呼びに来た、ということで一同退室。オレスキーと木のサイアーク、もうなんでもいいんだなー。おびき寄せ作戦と感づくも、ゆうこ以外は出撃。そして土鍋を手前に、開け放たれた窓と空のベッドのカット。
●三人とサイアークの戦闘。片や大使館脇の木々の中を、ふらつきながら歩くファントム。そこへブルーが声をかけ、ミラージュに会いに行く決意を告げます。ファントムはブルーに攻撃弾を放つも、発射時によろけ、ブルーをかすめて外れる。ブルーは身じろぎもせず、「彼女が僕を消し去りたいのなら、それでもかまわない」と真剣な顔。やっとマジになってきた感。
●ファントムはさらに攻撃弾を放とうとしますが、彼とブルーとの間に手を広げ立ちはだかるゆうこ。「どけ…どけ!」とあせるファントム。情がわいてますね。
●厳しい顔つきのゆうこ。表情をゆるめ、ファントムに近づきます。攻撃の構えを保ちつつも、あせって一歩ひくファントム。超然。「大丈夫、引き止めたりしないわ。帰りたいのよね、大切な人のいる場所へ…」と笑顔のゆうこ。「フン…」と攻撃の構えをといたファントムは、鏡を出現させます。ゆうこに何か告げ、その中へ姿を消す。
●呆けた顔のゆうこ。誠司とブルーが近寄ってくると、口元に笑みが浮かべ(鼻から上は画面外)プリチェンミラーを構えます。遠景、木々の中から天に走る光。飛び立つキュアハニー。流れ出す「しあわせご飯あいのうた」、ひさびさ。
●鳥瞰からサイアークが見えるのですが、いつもの川を土で埋め立ててるんですね。わりと大変な事態。
●聞こえてきたハニーの歌に、一同回復。「フォーチュンシェイキングスター!」おしりタンバリン強、からの三人の激しい攻撃アクション。そこからの歌うゆうこ、対面して踊り出すサイアーク。ゆうこの独壇場たる構成です。
●歌が終わりポージング決めるゆうこに「ハニー!!!」と近づく三名。その光景の手前で、ぐらさん「よっしゃ!」リボン「いくですわ!」シャイニングメイクドレッサー発動。サイアークは「ゴークラーク…」と浄化されるのは変わらないのね。オレスキーはえへらえへら状態で川に浮かんでます。今回はこれ歌の効き目上がってたってことか。
●ファントムの退去に、安堵しつつもゆうこを案じるひめ。しかし机上の土鍋のふたを取ってふり返ったゆうこは、キラキラ目に満面の笑みに光エフェクト、と冒頭のめぐみ状態。「こちょこちょこちょー!」にも気合い入ってます。「アニマルなイルカのパワー」、イルカは人を溺れさせないって言うわ。
●回想中のファントムの一言、「ごちそうさま。」空の土鍋。ゆうこ回、彼女の夢の回なのでした。
●次回はいおなの恋愛模様。続けざまに!