成田美名子『花よりも花の如く』13巻を読みました。巻末コラム見たら連載14年目とな、いつの間に。(作中の経過時間は6年。)
相変わらず静かな時間が、フラグやイベントはあるけれど社会に出た大人の“日常”としてのそれら、抑制もあるし地に足を着けてもいる「人生」としてのそれらが流れてゆきます。暖かみを現実へと帰着させるべく描かれます。ゆったりと味わい深い、滋味よのう。
しかし、ここまで腰据えて「恋愛」の描写に取り組むのは作者にとっても挑戦ですよね。
あと、前12巻から単行本の表紙デザインが変更されて「ぶっちゃけこれ失敗ではないか…」と思ってたんですが、最新刊はちゃんと見られるデザインになってました。よかった。