コミックビーム2014年9月号

いましろたかし『永遠のケツ』/表紙&巻頭カラー。挑戦的と言えるのかもしらんが、これが「日常劇」なんだよねぇ。
おおひなたごう目玉焼きの黄身 いつつぶす?』/かき氷とはまた予想外。氷についてはそんな裏技が。この展開はトレンディドラマというものですか。
イシデ電『逆流主婦ワイフ』/犬を飼う、ではない。秋田犬も純血種は想像で認定されたって話ですが。家族ができる、縁の話って意味では人でも変わらないのかもね。
志村貴子『わがままちえちゃん』/激流展開続きっすなあ。これで畳むかどうかわからん、てのがこの作家性なんだけど。
三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/意外な戦況に。しかしこれは悲劇フラグなのでは…。
鈴木みそ『ナナのリテラシー』/アプリの売れ行きの話がシビア過ぎる。私がやってるのはミリオンライブ一本だけど、あれも段々クオリティが上がった作品ではあるからなー。リアリティあるゲーム開発描写から、この親子模様オチは愉快。次回からは電子書籍編第2部かな。
三宅乱丈イムリ』/乱戦描写はやっぱり構図が抜群にうまいなあ。山育ちと北国育ちの顔の違いが好き。イマクが離脱し、デュルクとミューバが重なるか。
カネコアツシ『デスコ』/リーパー同士での殺し合い。ノワールですな。
上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/絵の落差ネタ。べんちゃん家をこの絵でひどく見せる、というのも結構大変だよね。
山田参助あれよ星屑』/闇が澱のように溜まってゆく。その果ての序盤、戦後になるわけね。
唐沢なをき『まんが家総進撃』/本当、好きな作家さんには“報われて”欲しい、というのは読者としてありますが。職業にしない方が幸せってのは真理かもなー。
松田洋子『私を連れて逃げて、お願い。』/死を望まれて旅立つ二人。「おとぎ話」の絵づらがひたすら黒い。
●市川ラク『白い街の夜たち』/あら美味しそう。三大料理に数えられる理由についてはなるほど。
三好銀『猫とトースター』/読み切り。普通に日常描写とも読める内容でちょっと驚く。だからこそ筆致が際立つとも言えるんだけれど。
羽生生純『ジュウマン』/平和な日もある、か。しかし生態とかその領域までえぐってくるんだな。


  • 次号付録は新井英樹『SCATTER』クリアファイル。何やらかすんだろう。
  • 表2のえんため大賞募集要項はよくわからんことになってるなあ…。ゲームライター的な「語る」芸はもはや外注なのか。