ハルタ 2014-JUNE volume 15

  • 今さら気づいたが、2ヶ月に一度のペースで表紙絵描いてた碧風羽が、すでに4号ぶん描いていない。もうあのクオリティの表紙が見れないとしたら、残念ではある。

森薫乙嫁語り』/1ページ目、おっぱいおっぱい尻太もも。そのサービスシーンもだけど、もふもふ猫とかジャック・ハンマーばりの食いっぷりとか、風景描写に片寄らないようあえて“マンガ”な要素を入れてきてる、とも読める。同様にこれまでのヒロイン造型からすると、アニスのスレンダー少女ぶり瞳スクリーントーン、シーリーンの巨乳ぽっちゃり(和風?)ぶり黒目大きめ、という対比も、ダブルヒロイン描く上で異なる“理想的”造形に、あえてそれぞれ寄せてきた感。
白浜鴎『エニデヴィ』/身じたくも死者の魂の安らぎの為。なるほどではある。きれいなエニエル回。
九井諒子ダンジョン飯』/トラップが調理器具に!宝箱中の罠の描写がよい。天ぷらか、これは美味そうだ。(はっ)
睦月のぞみ『白銀妃』/この枯れっぷり(おい)も、それはそれで問題なのでは。この作品での猫願望が、乙嫁にフィードバックされたんですかね。
大武政夫ヒナまつり』/父の日ネタかと思った?ヤクザの出世祝いでした!真面目にほのぼの回である。やるじゃんヒナ。
●設楽清人『タイマンズ』/みんな顔しか攻撃しないってのも、まあギャグではあるんだけどさ。
●長蔵ヒロコ『ルドルフ・ターキー』/修行編突入、にしてもこってるな。警察官キャラも修行すんのか。
八十八良『不死の猟犬』/肉の盾。しかしそこ、追ってたわりにあっさり殺すんだ。
なかま亜咲健全ロボ ダイミダラーOGS』/世界観説明回。内容があるんだかないんだか。/アニメ版では原作と異なるキャラも召喚されてましたね、そういえば。火星ロボ登場演出もカッコよかった。
●菊池まりこ『カプチーノ』/主人公いったーー!!見事な不器用カップルラブラブぶりで。
笠井スイジゼル・アラン』/百合だ、男装百合だ、あくまでフリだ。しかしこれは屈折してそうだな。
入江亜季乱と灰色の世界』/偶然にもビーム掲載おくやまゆかの読み切りと近いネタですが、こっちの具体性の方がくるってる感あるなあ。日比はあらためて男を見せたぜ。この骸虫と魔法使いの歴史語るモノローグは、終わり近いのかな。
近藤聡乃『A子さんの恋人』/持ち物と間取り図と回想の図解が、それのマンガとしてのお話への寄与ぶりがすげえ。元カレ・今カレの描き分けもお見事。
●原鮎美『でこぼこガーリッシュ』/こう描かれると織子も完全にヒロイン属性やな。
樫木祐人ハクメイとミコチ』/あの娘飛んだわ!というわけでアクション回。この後おいしくいただくものと思われる。
●高田築『補助隊モズクス』/誰も彼も一瞬先には生きるか死ぬかわからない。主人公がカッコよすぎて、このまま終わっちゃいそうなんだが。
●嵐田佐和子『鋼鉄騎士シュヴァリオン』/出オチみたいなもんだな、悪の秘密兵器。と思いきや。
宮田紘次『犬神姫にくちづけ』/他部署にも友人いるんだな。そういう話の地平があるってのがいいのよ。
室井大資『秋津』/シリーズ連載。マンガ家の仕事場も、アシスタント数でだいぶ異なるんじゃないですかね。人が揃う場なのだし。秋津が支配者だとこうなると。余談だが、いしかわじゅんの本棚はカッコいい。
秘密の本棚―漫画と、漫画の周辺


  • 一部書店にて、なかま亜咲『カニメガ大接戦』(未完作品)収録冊子付属。小気味よくずらしオチのきまる四コマ作品で、おもしろかった。