アニメ「ハピネスチャージプリキュア!」19話

  • 6月8日放送。

●たまってきたプリカードコレクション。たまると願いが叶えられる、という話だったが、一つしかかなえられないと言い出すリボン。「そういうお約束になってるんですの!」そもヒーローに個人的見返りがあるという設定自体、物語としてどう決着つけるんですかのう。
●語らいあうめぐみ・ひめ・ゆうこをよそに、一人戦闘中のキュアフォーチュン。勝利からの「こしょこしょ♪」。
●フォーチュンの願いはさらに強くなること。「私がファントムに引導を渡す!」ぐらさん&フォーチュンのやりとりは、内容といい言い回しといい児童作品にあってのハードボイルド、“オトナ”の世界におわせますな。しかしカード集めるプリキュアは世界中にいるわけだから、その点願いの数はどうなるんだろう。
●「同じ地元どうし」ということで、ハチャプリとの協力をフォーチュンに提案するぐらさん。近いから。プリンセスを許さないフォーチュンは完全拒否。腕組みでメガネずれ芸のぐらさん。
●キュアエース。後からなれなれしく入ってくるとかそういう、いやいや。
●ブルーとリボンのひめへの忠告。アクシアの箱についての秘密をめぐみとゆうこに話すべき、と。ひめは嫌われたくない、と拒否。初めての友達を失いたくないわけですね。
●誠司からめぐみへ電話、町内サッカー大会への助っ人要請。まあこの辺はツッコんでもしかたない。ゴンさんは団子屋。
●いおな登場。誠司が声かけたら女の子が四人集まる。くっ。
●試合開始。誠司といおなのカッコいいプレイ。パスを誘うひめはいおなに無視されます。結果、シュートを決めたいおな。笑顔のゆうこと「氷川さんカッコいい!」と叫ぶめぐみが駆け寄り、いおなが笑い返します。ひめピンチ!(と、まだここでは冗談半分で思えた。)
●ひめ「次こそお団子30本ゲットだー!」→CM。ブレないな〜。
●試合中のひめといおなの言い争い。プリキュア時はシリアスな対立なのに、ここでは子供のけんかレベル、という構造。ひめから「上から目線なんだもん!」と反発されて驚くいおながポイントでしょうか。プリキュア時は完全にひめ側に非があって、言い返されることなどなかったでしょうし。
●前半終了、休憩。互いにぷいっと顔をそむけ合う、ひめ&いおな。対等です。
●オレスキーいわく「貴様のようなやたら熱く語る野郎はサイアークにしてやる!」ひどい。
●ネットに絡まりお団子状態ハチャプリ三名。ピンチだけどかわいらしい。
●三人を助けるキュアフォーチュン。「三人もいてまるで連携がなってないわ」と言い放つフォーチュンに、「一緒に四人で連携プレイすればいいじゃん!」と返すめぐみ。確かに。
●フォーチュンの背中をめぐみが守った!
●サイアークへの単身特攻徒手空拳連続打撃から飛び道具を殴り飛ばすトドメ技、とフォーチュンさんパワフルかっこいい。称賛するめぐみとゆうこに、ぶっきらぼうな口調で「後ろを気にしないで戦えたからよ。(背を向けて)一人だったらこうはいかないわ」。あらまあ高度なデレだわ。
●「カッコいい車のパワーを感じるぜ!」なんだよ、バス(既出)だってカッコいいじゃんよ。
●オレスキー逃亡。「やったね!」とフォーチュンに微笑みかけるめぐみとゆうこ、ツンとすました顔をするフォーチュン、落ち込んだ顔のぞかせるひめ。
●試合再開。めぐみとゆうこといおなの連携で追加点、めぐみとゆうこといおなと誠司でハイタッチして笑い合う、という光景を傍観しているひめ。長い間友達でいれば、ちょっと関係に温度差感じちゃう、まあそんな日もあるさ…では終わりません。
●戦利品のお団子60個(!)はみんなで分けあいたい、とすっかりチームワークに目覚めたいおなさん。なんだろう、まるで悪役の攻撃から救われたかのような、仲間への信頼感だ。(すっとぼけ)
●夕日の中、団子の歌を歌いながら帰路につくめぐみ・ゆうこ・誠司。だんご三兄弟でもだんご大家族でもなくてな。ひめが歌わずについてきてるのに気づき、「元気ないじゃない」と三人いっせいにふり返ってみせるのが友情ですな。そこへ。
●「愛乃さーん、大森さーん、ちょっといいかしら」とかけてくるいおなさん。「今日は楽しかったわ」と告げるいおなさん。戦闘におけるチームワークの重要さをとうとうと語り、それがプリキュアハンターに打ち勝つ突破口となるはず、と口にするいおな、あっ。
●というわけで、キュアフォーチュンの正体は氷川いおなでした。笑顔で手をさし出し、「キュアラブリーキュアハニー、私とチームを組まない?」唖然としたひめの顔、幕。
●で、次回予告中のひめの発言「私が世界を最悪にした原因だから」がなにげに激震モノなのですが。そういえば幻影帝国の出現時期については、明言されてなかったんだっけ?自分はてっきり、アクシアにまつわるブルーとクイーンミラージュの因縁が元で、それはぴかりが丘の伝説として語られるくらいだから、相当昔のこと、と思っとりました。じゃあ、かつてブルーがアクシアにとじこめた物をひめが解放してしまった、みたいな話になるのかな。
●ひめと友達の関係、という形で、内面描写としてはシリアスな展開の回になりました。いおなのひめへの態度も良い悪いじゃなくて、これ本当に目に入ってないんですよね。存在を許容できていない、子供の態度なんです。だから、ひめといおなの劇中の役回りはそう変わらない、とも言えます。前回、戦闘中にひめがフォームチェンジして役立つのを、いおなが目の当たりにして驚く描写、ちゃんと入れられてましたしね。うーん、どうなる。



あとBS11放送「ハートキャッチプリキュア!」の41話(幼稚園の先生)、42話(年下からの恋慕)で重さにたじろいだり、「僕らはみんな河井荘」に人情ものテイスト出てきて、そうそう(「恋愛ラボ」に見た)これだよ〜、と思ったり、「団地ともお」の野球ネタは土屋理敬担当なのかしら、と思ったりしました。