コミックビーム2014年6月号

イシデ電『逆流主婦ワイフ』/新連載。オムニバスで主婦もの、て、のっけから黒いわ濃いわ重いわあ。語り手はそこなのね。短編としての上手さが光る。
おおひなたごう目玉焼きの黄身 いつつぶす?』/焼き肉と白飯。焼き肉屋に行く機会のある人生なんて送ってこなかったんですが(迫真)、焼き鳥屋みたいなもの、て話ですかね。(前提自体あやふや)
三宅乱丈イムリ』/本当に失われてしまったんだな。その意志はイマクとヴィテジに継がれる、のか?デュガロのはりついたような笑顔が、もうなあ。
いましろたかし『永遠のケツ』/新境地というか、妙な世界である。夢だもんなあ。
志村貴子『わがままちえちゃん』/???いきなり世界観が不確かに。ミステリー的な構成になるのかね。
三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/まさかのチームワーク。キンバリー、見下しててごめん。部長参戦!
鈴木みそ『ナナのリテラシー』/ゲーム開発とラーメン好き、てそういう脈絡づけか。この話し合い、決戦は見もの。
新井英樹『SCATTER -あなたがここにいてほしい-』/まさかの攻撃方法。これに説得力生むためのおはなし語ってきたんだよな、ここまでに。
山田参助あれよ星屑』/ピー屋談義。これもまた戦地の日常であり。
須藤真澄『庭先塩梅』/えーとなんだ、転生腐れ縁BL?天使の輪を点線で描くというのは珍しい。
原島友希『今日のサチごはん』/読み切り。ペットのご飯の世話、自分には遠い世界であるなあ。この末期も日常になるわけだ。
羽生生純『ジュウマン』/ヒーローにあって、この内面描写。それこそ人間味ではあるのだけれど。
●河合克夫『よしひろ』/読み切り後編。山上たつひこ的ギャグ、といったところか。
森泉岳土『夜よる傍に』/最終回。本の方はそういうオチか。独自の絵の活かされた物語でした。お疲れさまでした。
●カリブSONG・田辺剛『サウダージ』/シリーズ読み切り。小泉八雲を原案に。ただそこにある愛の重み、と言おうか。
土屋ガロン・和泉晴紀ワルキューレ』/現代劇だとこういうテイストになるんだけど、でも時代と向き合ってる感はあるわな。
しりあがり寿『わらわんらほ・わぁー What a Wonderful World』/読み切り前編。出勤格差な世界。