「アイドルマスター」4話

アイドルマスター 2 【完全生産限定版】 [DVD]
●第四話、千早サーガ序章。また、初のオールキャスト出演ではない回、でもあります。
●カメラのレンズ→スタッフ達の背中と声、という導入。TV出演である。なお、2・3・5話は765プロ外観からの導入。
●カメラ映像の中の、カエル着ぐるみ四体。このデザインの差異とキャラへの割り振りはよい。アピールする春香&響、オチの貴音。動かぬ千早。
ゲロッパ。(真顔)
●ガーッときてグーッとなってバーン。特別編でのスペシャル版見ると、このディレクターも出世したのかなあ。
●エロハプニングではなく恥ずかしがる顔がサービスシーンなんだ、わかるか。
●プロデューサーもまだ、この時点では仕事に対する姿勢があやふやである。とにかく明るく取り繕おうとする言動が空回り気味。千早は敏感にそれを察して不穏、春香・響はプロデューサーのノリに合わせる形で明るい、貴音は超然。
●ハム蔵はすごいなあ。
●歌う枠がなくなって露骨に不満げな千早と、その心境を理解できてないプロデューサー。さらに他のメンバーが知る千早の家庭環境も知らない、とあらためて見返すとプロデューサーの未熟さがざくざく来るな、この辺は。
765プロ外観。事務所内で、ゲロゲロキッチン放送をテレビの前で待つ律子・小鳥・高木社長。ノリノリな小鳥&社長に比べ、律子は冷静である。社長の習字は「蛙」、まんまだ。
●とったゲロー!あとまあ、このお色気狙いのカメラマンによるあざといカメラワークが今回の特徴。WUGほど明け透けじゃないけど、一応ちゃんとその辺の下積み時代の苦労には触れてるのよね。
●「乙女よ大志を抱け!」はいい曲だと思います。出会いはニコ動MAD*1でしたが。
●千早以外はちゃんとバラエティーにも対応できる、才能として。春香の意識的なポジティブはこの場面で初めて現れます、千早へのフォローとして。
●ちらっと映る事務所の様子で、千早を心配する律子。さすがだ。小鳥さんは、メンバーそっちのけでドラマの話題に興奮。ダメだ。
●千早とプロデューサーの間の溝。意識の違いというよりも、Pが千早の思いを理解できていない、という形である。なにかあるなら言ってみろ、と言わせておいて流しちゃうんだものな。あと、このディレクターは悪い人じゃないです、わりと好きです。
●千早のアカペラ「蒼い鳥」。ホワイトアウトですよ。歌の説得力。この場面でようやく、プロデューサーは千早の歌への想いを理解する。まだそこ止まり。頭を下げた(けして謝罪ではない)千早も、顔は無表情。
●ここから貴音・響・春香それぞれの千早への気遣いが描写されます。キャラの地が出ているだけ、ではないと思う。ここで初めて千早が笑顔を浮かべ、春香に内心の不安を吐露します。仲間です。
●春香の機転→千早の熱血→はるちは。
●仕事は成功。よかったかわいい。
●帰路。春香の「千早ちゃんとお料理できて楽しかった」という発言は、後の「みんなといっしょに」につながる想いです。しかしこの時の千早は、春香との間に距離を感じてしまうわけです。楽しく会話するプロデューサーと他の仲間たちにも。
●でも、プロデューサーは千早のケガに気づいていたんだ、とここで明かされる。千早も無感情な声ですが、短い間をあけて礼を言います。自分が思われている、ということ自体は理解するわけです。プロデューサーもまた去り行く千早の背中を見つめ、自分が仲間たちのことをまだ何も知らない、と自覚する回なのです。
●帰りの電車内で、プロデューサーに渡されたバンドエイドをつけた自分の手を、無表情に見つめる千早。2話での伊織&やよいとのハイタッチ、3話での雪歩のおみやげに比べるとあまりにささやかですが、それでも変化はある。瞳揺れてるし。
●エンディング「蒼い鳥」、絵コンテは高尾統子。千早の無機質な生活描写が、曲と絵あわせて迫ってくる。
●でも予告ナレーションの千早はふざけ役なんだ!オーディオコメンタリーにて中の人が、だからよかった、と発言してましたが。
※当ブログでは5話感想はアップ済みですので、次回は6話感想となります。



さて、本日深夜テレビ東京にて放送のドラマ・リバースエッジ 大川端探偵社のエピソードは「アイドル・桃ノ木マリン」です。私、これは昨今のアイドルアニメファンに見ていただきたいんだよな。予告見る限り、よりハッピーエンドに針振られてるみたいだし。
アニマス律子回好きな方あたりには感じ入るものがあるのでは、と思います。はい。

リバースエッジ大川端探偵社 3巻 (ニチブンコミックス)

*1:D