『モンスター娘のいる日常』5

オカヤドモンスター娘のいる日常』5巻目。印象としてはまず、エロくなったなー、というのが上がる。といっても、淫猥に蠱惑的になった、というのとはちょっと違い、エロコメというエンタメ色も強く出てるなあ、という感じで。ハアハア、でなく、ああもう(笑)、なんだな。
●本当、人外ヒロインという設定の下、ギミックで読者楽しませるのは最初から上手かったですから、この作品。発想がいちいちおもしろい。この巻でも絵的にはエロいことやってるんだけど、ノリとしては明るくギャグ調なのです。ツッコミも入るし。そういう転がし方も可能になったという、世界観の拡充だ!(言い切り)
●5巻では戦闘要員のサブヒロイン軍、それこそ“モンスター”としての側面が強かったキャラ達にも“女の子”としてスポット当たる回があるんですが、これがまたかわええ。やっぱり作者の愛が感じられるんです、世界観自体に。作品設定で魅せてくる技術も、根底にそれあってこそ。
●普通の人間であるところの主人公男子もいいやつです。モンスター娘達の同居人として、料理と裁縫を頑張るし優しい。そういう人、を取り巻く“ハーレムコメディ”という、楽しい世界であります。