ハルタ 2014-FEBRUARY volume 11

  • 表紙は碧風羽ですが、新連載合わせでRPG設定風の絵という珍しい構成。光る床、宝箱、パーティーと、その光景ながめながらお茶してメモとる妖精。
  • ダイミダラーのアニメ化チラシ封入。新キャラかー。シリーズ構成は吉岡たかを、「HAPPY★LESSON」の人だ!(あまり見ていない。)



九井諒子ダンジョン飯』/新連載。RPG世界観コメディ。ドラクエも設定ツッコミ出したらバカゲーだ、というネタもありますが。お約束を踏襲するにしても外すにしても、ディティールの発想と絵による説得力と楽しさが流石だ。毎号掲載予定。/ゲーム的には風来のシレンのモンスター肉をMOTHER2の調味料アイテムでいただく、みたいな感じか。
森薫乙嫁語り』/新しい嫁登場!憂いふくんだ黒髪ロング碧眼貧乳、てことでよろしいか。ハンスはまた悲しい目に会わなければいいけど。
●冨明仁『ストラヴァガンツァ〜異彩の姫〜』/毎号連載化。撲殺・圧殺用武器。腕力特化の見せ方は好感触。
睦月のぞみ『白銀妃』/新しい側室登場!百合ふくんだ黒髪長身褐色肌、てことでよろしいか。脳に行く栄養が別の部分に、てやつだな。
なかま亜咲健全ロボ ダイミダラーOGS』/おお、エロじゃなく正義で動くのか、と感心しかけた俺が馬鹿だったよ。NTRは強いな、ておい。
久慈光久狼の口 〜ヴォルフスムント〜』/戦後の性の解放、違うか。お見合いというのも、共同体とそこに生きる人あってのものだからねぇ。
八十八良『不死の猟犬』/えー、バレてないのかよ。黒幕御前様。
●和田隆志『ダンサーの記録』/読み切り。過去にあった夢に魅了された男。前作はもろにスプラッタでしたが、今回は心理的な闇か。端正な絵柄と情景が映えてよい感じ。
白浜鴎『エニデヴィ』/天界楽団ソナー!!この過程とオチ成立させられるのがすごいよな。
大武政夫ヒナまつり』/欲でなく夢につられてそれのみに邁進、て業が深いよな。忘れてるし。
笠井スイジゼル・アラン』/恋人じゃなくセフレだからね、才能だから仕方ない。ほら、大竹まことも部屋に彼女が三人はち合わせた時は、修羅場通りこしてしょうがないねもうムードで、しかも一人は戻ってきたそうだから。(←いいだろ、こんな話並べても。)
●渡邉紗代『少年の名は』/独り身のおっさんの苦悩とか色々しみるわ。職場の友人、なんだよねぇ。
宮田紘次『犬神姫にくちづけ』/素直クールは強い。(そこかよ。)いよいよ恋愛の方でも決着つくか。御子神は新フラグ立ってるから大丈夫、たぶん。
●高田築『補助隊モズクス』/軍隊としての訓練所か。チート能力は前線でなく司令塔、というのは理にはかなってますが。モズクスのゲル状防御体型は三体そろわないと無理なのね。キャラのやりとりによる葛藤の描き出し方ふくめ、おもしれえよなあ。
●嵐田佐和子『鋼鉄騎士シュヴァリオン』/折れてたのかよ!>前回。(放送期間的に)世代交代するヒーローと違い、ご当地ヒーローは民芸品だからなあ。それにしても真っ当にいい話じゃないか、今回は。レッドも頑張ったし。
中村哲也『魔街の坂』/最終回。肉体派な決着と友情、そしてハッピーエンド。アイテムさんは最後までカッコよかったな。おもしろかった。おつかれさまでした。
●夏本満『保健室の黒便り』/説得ではなく先導だよな。ついて来ないようなヤツらじゃない、という頼もしさ。いい顔達の光景。そこからのこの暗転も、同じ地平だからこそつらい。/て、ハルタマトリクス見ると次回最終回なの?えー。
室井大資『秋津』/シリーズ連載、ひさびさの登場。マンガ教室に残る折れない面々。原稿を渡せばショタに会える!うん、ひどいね。そりゃ堕落するね。最後の疾走はいい絵だけど全然よくない、なんだけど、それしかない、て切実な可笑しさでもあるのよね。本質は『青い空を、白い雲がかけてった』の同じ光景と変わらないはずだ、たぶん。今回もメディア芸術祭や松前漬けなど絶妙な小ネタが光りますな。


  • 次号より梶谷志乃新連載。待ってました!