BS11の投票再放送企画、「劇場版公開直前記念!お正月だよアイドルマスター!」。最終第6夜(10日23時より)は5話でした。そ、そこか〜、と出だしで思いましたけれど、初期は初期で魅力ありますね。本放送枠(11日0時より)は14話。かなり好きな回。まあ全話好きだけど。
以下雑感です。
5話
- 24話放送から1日足らずで、だらけきった765プロの様子。見ててなんかもうノスタルジー気分。かわいい。
- 社長の習字「忍耐」。
- 「真っ白なスケジュール」。
- 海が見たい、てネタも色々ありますね。劇場版も海沿いか。
- まだまだ千早も孤立している。4話もそういう内容でした、予告ではアレでしたが。
- 砂浜なら派手に転んでも大丈夫!
- 「くっ。」(エコー)
- 雪歩…。
- ハム蔵の水は、ペットボトルのフタ入り。
- ウミウシ。(ほ!)
- はるちは。(脱がせる)
- 「とったゲロー!」(伏線?)
- テレビに映り込む綿野(※10話)ぽい人。
- 小鳥さんはやっぱり劇場版でも事務所待機なんですかね…。
- 5話はわりとあずささんのセリフが多い。
- バーベキューに花火。ああ、初期だなあ。
- シャルル入浴。
- くっ。(2回目)
- ハム蔵入浴。
- あずささんマッサージ椅子。「あ〜〜」。
- 千早「嫌いじゃないわね」。15話で春香に「楽しいよね」と言われて、笑顔でうなずき「そうね」と返すのに比べると、まだ距離があります。
- あずささん飲酒。「猫猫にゃんにゃん♪」
- 春香・真・伊織の会話は、22話でもう一度交わされる組み合わせ。この内容が、後に大きな意味を持つんですよねぇ。
- 「忍耐」、してなかったよね。
- エンディング。修羅場トリオと72。
14話
- 5話放送の30分後にこれ。
- 秋。
- 1話冒頭と重ねつつ、状況は変わっている。いい演出。
- 小鳥さん「最近みんながあんまり事務所にいないから、私ちょっぴりさびしい〜」。まだギャグなんですよね、この頃は。23話冒頭と比べると。
- 「さ行がちゃんと言えたわね」。プロの顔!
- 全編に春香のモノローグが挟まれる、という作中でも珍しい回。シリーズ後半の展開ふまえると、それに意味がある内容。
- 「CHANGE!!!!」!!
- 熱く語る雪歩、千早の姿。
- 伊織かわいい、美希あざとい。
- 「星井美希の天然」>雑誌記事。
- 集合写真、千早の表情は固い。(悪いのは衣装。)
- 躍進の光景。
- 社長の習字。「新星」。
- 小鳥さんも、完全には背景明らかになってないんですよね。
- 実力行使に出ようとする伊織。10話とは違い、仕返しに権力使おうとするも、プロデューサーに止められます。でも「せっかくみんなで撮ったのに!」て、そういう言い方されたら、グッときちゃうよねぇ。みんなの為に、なんだよね。
- “敵”と向き合う、闘わなければいけない、というこの状況で、春香は「あの…」と口に出しますが、何も言えません。そこで口を開くのは美希です。「負けてないよ。美希たち、負けたわけじゃないって思うな」。才能が武器の彼女は、春香と違って、ここで動けるんです。
- その言葉を受けて、プロデューサーは「正々堂々勝負していけばいい」とみんなを“説得”します。その言葉にやや表情をやわらげるのが、アイドルを支える側の律子と小鳥さん。笑顔になるのが、美希と春香です。その指針を受け止めます。対して他の765プロメンバーは、まだ若干不満げ、不安そうな反応。
- ここでプロデューサーが、「うん、それでいい。俺の言うことに、すぐに納得してくれとは言わない」と言葉を続けるのが独特なんですよね。「みんなの不満は俺が引き受けるから」と言いますが、ある意味、アイドルの迷いを放っといるわけですから。ただ、直後の机で作業しながら律子と共にアイドル達見つめる場面では、律子が心配そのものの表情であるのに対し、プロデューサーは悲しげですけれど、やや笑顔なんです。
- この表情は成長を見守っている、時間かければ立ち直れると信頼してるからこそのものではないかと。プロデューサーは前回の13話で、楽屋の外から(春香の説得を聞いて)アイドル達が自力で立ち直る様を見ています。その時にうかべた無言の笑みと、これは同じものだと思います。
- というわけで、14話の真骨頂はここからです。春香はアイドルとして“闘う”、才能というタームにおいては、765プロを引っ張れませんでした。しかし、プロデューサーの言葉を理解しつつもざわめきが止まない765プロ(千早でも美希でもない、とも言えますが)の中、ここで春香が動くんですよ。やっと春香のターン!
- いやね、春香のやったことは単なる“きっかけ”に過ぎないです。でもそこから、優しいオルゴールサウンドに乗せて笑顔と人の輪が拡がっていくこの場面は、しみじみといい。あたたかい。
- ここも「みんな」がいるから力になる、という象徴の場面なんですよね。少なくともナレーションの春香の意識は、完全にそうです。その輝かしさを描いた話です。
- エンディング「Colorful Days」は挿入歌「キミはメロディ」とセットで、この内容にぴったり。ラストカットも作中の撮影時とは異なり、リラックスした765プロの面々がかわいい…のに千早ネタ…。
- うん、結局熱が入ってしまった。
あと、11日午前9時30分から放送されたアニメ「団地ともお」(第36回)がよかったです。「寝正月だって幸せだねともお」(新年にクロスワード)、「よその子になっちゃいなさいともお」(上野さん夫婦にあずかられるともお)の2本。
ユーモラスな家庭内不和から斜め上のシュールオチな前半、哀しみを描くしっとりしたドラマの後半、どちらもすごかった。「家族」をこう並べてくるか、という面でもうならされたし、2本目の最後に、原作からアレンジしてささやかなユーモア、希望が加えられたのも悪くなかった。
今回の脚本は、アイマスの方にも参加していた土屋理敬。アニマスの担当話数でいうと前半がアニマス9話で後半がアニマス7話って感じかもしれん、違うかもしれん。おもしろかった。