月刊コミックビーム2013年10月号

カネコアツシWet Moon』/巻頭カラーの赤い目と金の月が映える。本作では一応謎にも説明がつきそう、だけれども。次回最終回。
おおひなたごう目玉焼きの黄身 いつつぶす?』/卵かけご飯も長い間食ってないな、牛丼屋ではつけるけど。食器を減らしたいというのはよくわかる。
三宅乱丈イムリ』/彩輪や道具という設定も、まだ核心は見えてないんだよな。ミューバの方は発言をいかようにも受け取りそうで、「高貴な民」について心がわりしたヴィテジが心配。あの話泣いたし。
桜玉吉『街の店』『まなざし』/読み切り。週刊文春でも連載始まったし、好調なのは何より。メシの存在が印象深い、他に描くディティールないからかも知らんが。なんか仲能健児テイストも感じたり。
須藤真澄『庭先塩梅』/最期にこの姿しか見えないってのは、でも満足してるからこそかわいいビジュアルなわけだしな。うん、いい話だ。
上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/○休シリーズスポーツ漫画編。高校球児ザワさんアストロ球団巨人の星あしたのジョー、キャプテン。ちば兄弟並べてくるのはずるい、というか、やっぱりちばあきおはいいね。
新井英樹『SCATTER -あなたがここにいてほしい-』/タイトルの意味が明らかに。そういう文脈を込めての、そうか、ラブストーリーなのか。
朝倉世界一『春山町サーバンツ』/こういう無茶なアングルのつるべ打ち見せられると、やっぱり絵うまいんだよなあ、と。
●鮪オーケストラ『THE FINALIST』/なんかもうウルトラへヴンみたいね。
しりあがり寿ブラックホール(嵐)』/意図的な混濁が続きますが、え、そっちとつながるの?>サタン


テルマエの付録の件が騒動になっておるわけですが、担当の奥村氏が編集部でなくあえて個人名義で、感情あらわにした声明出したのは正解だったと、私は思っています。ビーム執筆作家の幾人かが“個人”として、「体験した事実」を発言されているのも。
結局、当事者間の個別の事情、でしかありえないんですよね。そも、組織(笑)や構造(笑)でマンガ作れるかっての。