月刊コミックビーム2013年9月号

山田参助あれよ星屑』/新連載。昭和的マンガ表現の再構成により描写される戦後。いいユーモラスさ。
桜玉吉『グレー・スケール』/読み切り。生活環境的には完全にネットカフェ難民ですね。ねりゴムの話題で引っ張る妙味よ。
津原泰水近藤ようこ『五色の舟』/この淡々としたぶれない筆致。すごい。
●市川ラク『白い街の夜たち』/新連載。トルコ料理レストランが舞台、だけど食マンガにはならなさそう。今回も女性と自己実現、的な。
●うすね正俊『砂ぼうず』/呆けたオヤジの表情描写がさすがだ。
古泉智浩『悪魔を憐れむ唄』/悪魔の部下にされ、超能力を与えられ、でも世界はこの地平なんだよな。
三宅乱丈イムリ』/三家本礼とはまた違う絵力のスプラッタ。圧縮だっけか。たまに、ここぞという時出てくる残酷描写が、物語としてきっちり効いてるんですよね。
三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/爆谷カムバック!…もう四回目だっけ?好きだからいいけどな!
須藤真澄『庭先塩梅』/幻灯機シリーズ、ですがじいさんではなく最初の少女が主人公。故郷と外界。『天国島より』『ナナカド町綺譚』路線好きな身としてはグッときます。
竹本泉『シンリャクモノデ』/チビ猫!チビ猫じゃないか!(違う)