ハルタ 2013-JUNE volume 5

  • 碧風羽の表紙絵がまたすごいなあ。梅雨にあわせて、ってことか。

●宇島葉『カバー・ストーリー』/「巨大少女名鑑 特別編」。虫に見られても、てことだあね。言葉しゃべらせると、一枚絵とはまた別の脈絡になってしまう印象ですが。
福島聡星屑ニーナ』/あのままニーナとは別れたのか。ニーナに(過去に)会った星屑と、会えなかった星屑をこう対比してくるってのはなんだ、ぞわぞわくるな。そしてまた星屑を傍観者にラブストーリーが始まる、のか?
笠井スイ『瞼に咲く花』/読み切り。僕もリトバスでは美魚シナリオがずば抜けて好きですね(違う)。この想いはジゼル・アランの方の核でもあるか。
●嵐田佐和子『鋼鉄騎士シュヴァリオン』/仲間を見捨てないのがヒーロー。「焼き肉おごってやるからな」は名言だな。だが失敗!
白浜鴎『エニデヴィ』/日本凱旋&八百万神との対戦。いちいち誘惑してくる&神ビジュアル変えてくるのがさすがやね。オチは日本神話、と。
森薫乙嫁語り』/戦争、民族内におけるそれの影がさす。重火器の登場により、一段と濃く。
●菊地まりこ『カプチーノ』/ああ、大学の広さと人の多さは初めて見るとねぇ。
入江亜季乱と灰色の世界』/えー!?しかし“勝つ”姿は想像できんな、これでも。
●夏本満『保健室の黒便り』/この“普通”の地平と気持ちの描写がいいんだよな、自力でツカレ倒せる、て点ふくめ。最後ほのめかされた設定は意外すぎるが。
●高田築『補助隊モズクス』/大量の虫に大量の人間が。緊迫感あるいい構成なんだが、もっと長い尺で読みたい!て欲も出ちゃうな、こう巧いと。
●長澤真『瑪瑙之竜』/メンバー離脱、てことで終わり近いのか。アルはそれでいいのか…。
●稲田晃司『クロエ』/読み切り。吸血鬼モノ。色気ある絵柄と淫靡な雰囲気あいまっていい世界。おもしろかった。