別冊少年チャンピオン2013年7月号

  • 創刊一周年。
  • 付録は高橋ヒロシ描き下ろし坊屋春道ポスター。色紙プレゼント企画にも高橋ヒロシ板垣恵介の名が。うーん、やはり雑誌単品では弱いのだろうか。

高橋ヒロシ武藤将吾・水島力也・平川哲弘『クローズZERO 鈴蘭×鳳仙』/協定に火種、となんともレトロな物言いですが、なればこその魅力的なキャラクターでして。ちゃんと『クローズ』してるんだけど、落書きだけは本家が圧倒的なんだよな。
桜井のりおみつどもえ』/一本目。こんな小学校はいやだ(結論)。みっちゃん照れ怒りかわいい。オチでSSS隊が喜んでるのは意外なんですが、男同士ならよいのか。神格化なのか。/二本目。やはりこちらの小学生レベルのやりとり空間の方が私は好みです。見よ、この最終ページの鼻たれ小僧と鼻ばんそうこう少年を。一年の教室の窓の上にある飾り輪を。たまにあるからきくって面はありますが。/宮下さんは周りを楽しませようとするいい人なんだよ、心根はな!それが発揮される場としてのバスケチームだからモテるのか、ヘアピン処理係として微妙なブツを押しつけられたのか。いずれにせよ宮下さんはすべてを受け入れるのです、その優しさがゆえ、あるいは鈍感にも。メグちゃんの相方の名前判明するのは、え、約四年目にして?
●福井瞬×オオノヨウ『9デイズワンダー』/新連載。悪霊退治(浄化)アクション。フォークロアってネーミングはちょっとなあ。
板垣恵介・浦秀光・山内雪奈生『バキ外伝 創面』/本家での刃牙は「すごいのにすごい記録にならない」やらされてたというのになぁ。それなのに、このオチのすっとぼけぶり。豪腕。
米原秀幸『サンセットローズ』/怪物と和解、強襲と悲劇、宝と新ヒロイン、悲しみと怒り。冒険マンガ的醍醐味詰め込みまくり、この長さと構成力で読ませてくれるのはやはりすばらしく気持ちいい。
佐藤健太郎魔法少女・オブ・ジ・エンド』/これは完全にヒロイン交代かな。悪人警官は強化され過ぎだろ、もう。動機が一人の女への執着ってのも込みで、いいバイプレーヤーですな。ステッキを破壊すれば倒せて、ステッキ自体は奪えば使える?最後の展開は嫌すぎる。
●ハジメ・とうじたつや『少年Y』/あー、この展開のための“二人”か。今後は対戦もありかねぇ。
車田正美聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話外伝』/牡牛座編開始。迷える継承者、猛る先代。いい男(性格的に)だらけでおもしろくなりそう。
●ニシカワ醇『しこたま』/決戦前の各キャラ、とこれもまとめ入ってるのかなあ。
阿部共実『ブラックギャラクシー6』/二本とも女子サークル的空間話。男は裏で語るしかないんだよね、わかるわ。枯木さんはいい人。/で、次回最終回だと…。
●尾松知和『アルマジロ』/読み切り。いかにも板垣恵介風の絵と語りだなあ、と読んでいたらオチが斜め上過ぎた。馬鹿とロマンは同じもの。
もりしげサクラサクラ』/新ヒロインは金髪碧眼外国人少女の積極性、なのだけれども。やっぱり弓月光を始祖とするこの古典的ラブコメ空間って、ドメスティックなものだよねぇ。食卓が失われるのはさびしいものです。