「鶴瓶のスジナシ」美山加恋回

  • CBCにて4月10日0時58分より放送。
  • 4月から番組構成が若干変化。即興劇中のCMがなくなり、劇自体の尺もやや伸びた(気がする)。よかった、というか以前に戻った、やっと。プレビュートークも短縮。このコーナーは出来映えでおもしろさが変わるので、難しい所。
  • さて美山加恋回。なんか不思議な回でした。どちらも固有名も特殊な設定も持たずに、鶴瓶はオッサン役、美山は女子高生役でたまたま出会った二人が語り合うという、そのまんま。でもおもしろかったんですよね、間違いなく。
  • 話題は恋愛で、それを引き出したエピソード自体は創られたもの、だったのですが。どちらも日常とか人生送っている生身の人として、現実の地平で話してるんですよね。鶴瓶はオヤジ丸出しで自分の恋愛体験語りまくり(初めてつき合ってキスした女性と結婚した、という実話それ自体の強度は言わずもがな)。美山は、これが不思議なんだよなあ。女子高生だから女子高生役は普通、そのまま、のはずなんだがうまく演じてる、のがわかるんですよ。それは合いの手とか間とかそういうもんなのかな。出すぎず引きすぎず役柄らしいいい反応、て「普通」なんですけど間違いなく、いい。以前、柴田理恵が“演じた”オバサンにも近いような。
  • 鶴瓶も語ってましたが「二人でつくった」というおもしろみがよく出た回でした。生活から地続きの人間どうしのやり合い。