- 週刊少年チャンピオン2013年18号より
現在掲載中のチャンピオン作品の中では、私的注目株である『実は私は』。(前作補正もかなり大きいですが、と正直に。)
ファンタジー要素入りのラブコメ、なのですが、主要登場人物がアホの子ぞろいという側面を前面に押し出した、ほのぼのコミカルちょいキュン作品であります。なんつーか、やさしい。
さて、チャンピオン定期感想でも触れましたが、『実は私は』最新回にこのようなコマがありました。
- コマの左下で読者の方に顔を向ける主人公。
これを見て、私は瞬間的に上野顕太郎をダブらせました。
※左上と左下
(引用はいずれも『明日の夜は千の眼を持つ』より。)
どうです、同じでしょう。というか、ウエケンの場合はすでにパターン化させてる手法なのですが。
これはつまり『実は私は』の作者の目線と距離感が、ウエケンがよくこのネタ使うキャラクターシリーズのそれに近いということではないかと。サチコと友とかキャプテン・トラウマの俗とファンタジーの混ざり具合いと、それをネタとして見つめつつ生かして立てる話創造する作者の情の込め具合いが。一体何人ぐらいに通じるんだろうかなあ、と思いつつ、一応言ってみた。
そもそもこの手法、ウエケンは過去にインタビューで、ギャグ漫画で先達がこれやってたのへのオマージュとして語ってたんですよ。確か鴨川つばめだったと思うんだが、はっきり覚えてない。
大体さあ、コミックビーム公式ページが作者インタビューは移転後も残す予定、とか言ってたから保存もしなかったのに消えちゃったじゃん!もう!激おこぶんむくれ!