コミックビーム2013年2月号

  • ビームで背表紙に作品カットとはめずらしい…と思ったら、今年からデザインリニューアルされてたんですね。



ヤマザキマリテルマエ・ロマエ』/今までに登場してきたキャラ、もといアイテムがみんな出てくる(土中から)、ということでいよいよクライマックスな盛り上がり。女風呂かよ!
おおひなたごう目玉焼きの黄身 いつつぶす?』/←今月号巻頭カラーで!(WET MOON)/みかんの皮むき。描かれてないけど、むしろ房の袋の扱いの方が重要じゃないの。
新井英樹『SCATTER -あなたがここにいてほしい-』/仲良く馬鹿やってたメンツ、のようでもここまでバラけるんだよねえ。この“攻撃”や演説が作品の核を語っているようではありますが、さて。
唐沢なをき『まんが極道』/どのキャラも「才能はあるが」と書かれているのがよけい痛々しい、たぶん真実なので。なんで最後レッド入ってんだよ。
須藤真澄『庭先塩梅』/え、パンダーズって芸人の、と思ったのは私だけじゃないはず。ビームで宇宙パンダといえば福島聡の、てアレも10年以上前になるのか。/あえてかわいくないように描いてるんだよなあ。フーテンとの情みたいなおはなし、好きよ。
三宅乱丈イムリ』/アクション&攻防の活写。読んでて飲まれる。
竹本泉『あかねこの悪魔』/入試って…と話数見たら35回目、ちょうど三年やってる計算か。そんなわけで(?)次回最終回。ネコ耳。
志村貴子放浪息子』/言うねえマコちゃん、ある種“降りてる”からこそ。大人ねえ。志村作品でそう言われても、うーむ。
いしかわじゅん吉祥寺キャットウォーク』/このキャッチボールの対比は原風景みたいなものか。なんかキュンとくる。
三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/すげえな回復力。しかしこの展開からの強敵登場は…。
安永知澄『赤パン先生!』/夜。見守られるいい友情、一人その中でも。
●山本健太郎『ウィンド・ハート・ブレーカー』/アニメ版「リトルバスターズ!」の美魚編最後まで見届けまして(なかなかだった)、ああ今からこのマンガ読んだらもう…と思ってたら、意外やクールダウン展開。この“冷め”の描写は作者的にも新しいか。あの村も単なる吹き溜まりではなく、島に不穏な空気が、と物語にパワーみなぎってきました、わくわく。
●横山旬『白い狸』/新人デビュー読み切り前編。達者な絵柄。
上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/ああ、週刊アスキーの連載で「ダリキュア」シリーズチラ見せしてるウエケンが、ついにビームでそれ系本格ネタを…そう思ってた頃が俺にもありました。(5ページ目まで。)これもう出オチシリーズだけど、長期連載ならではのスケールな、でも出オチ。
羽生生純『いってミヨーン やってミヨーン』/なんか過去作品のセルフパロディの集積のような。
タイム涼介『I.C.U.』/最終回。それぞれが自分の道を見い出し、チームは続いていく。いい題材と語りでした。おもしろかった。
金平守人『働け!ハタラキさん』/まあいつも通りなんですけど、地口オチのくだらなさに笑ってしまった。