成田美名子『花よりも花の如く』11

  • 当ブログ新カテゴリー、「このコマ」。漫画における「このコマが好き!」という場面を紹介していきます。
  • そもそもは、一昨年の年末に「このコマがすごい!2011」みたいな記事書くつもりだったのですが、これ「このマンガがひどい!」の亜流じゃん!といったん思ってしまったらやり損ないました。
  • 実際、どのような写真を準備していたのかというと。



2011年

カサハラテツロー『タンデムLOVER』より、百合ロボ女学園戦闘シーン。
タンデムLOVER (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)





2012年

谷川史子『つまさきで踊る』(単行本『忘れられない』収録作)より、1ページ大モノローグ。
忘れられない (マーガレットコミックス)




  • という感じ。/あ、2012年も準備してたんじゃん!/間に合わなかったというか、まとまりが記事としての体裁がつけられなかったのだ。/だから今年は折に触れちょこちょこ紹介していきたいし、し続けたら何か見える気がする。/いきます一発目。



花よりも花の如く 第11巻 (花とゆめCOMICS)

成田美名子花よりも花の如く』11巻より、あたたかい言葉をかけられ、おかわりをいただいた人。


  • 俯瞰です。語るのはお椀です。食べ物のディテールと、それを受け取る手。
  • 食事の光景に浮かぶ感謝の言葉と、見えない表情との対比。視線移動のさせ方もいいですね。
  • そもそもこの作品は、第一話から「食卓の上の空になったお膳」が印象的な演出として出てきた作品でありました。繊細な心をあたたかさで包む、という構造におけるメシの、その内実の効き具合い。
  • というか成田美名子作品における食べ物、というテーマで誰か一席ぶってくれると私が大変喜ぶ。以上。

  • あとはやはり、クライマックスに向けての伏線であろうこれが印象的でした。日付けがね。これから成田美名子が何を描くのか、楽しみに待つとします。