週刊少年チャンピオン2012年48号

佐藤タカヒロ『バチバチBURST』/真の敵は己の心の弱さ。しかし、ふっ切れた途端にこれはキツい。折れるか、貫くか。
渡辺航弱虫ペダル』/背面→前面の連続見開きが熱い。次号ついに、巻頭カラー増ページで決着。
木々津克久名探偵マーニー』/センターカラー。これ前回とは逆に、恋愛劇ではなく演じていた設定に飲み込まれてしまった、て話だよなあ。ヒーローにとっては戦いが充実、か。
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/お袋さんもかよ!>浦安アベンジャーズ
安部真弘侵略!イカ娘』/よかった…死んだワンちゃんなんていなかったんだ、最初から…いやいや。SFっぽくてよいね。
阿部共実『ブラックギャラクシー6外伝』/素直な聞き手は宝ですなあ。/巻末編集者コメントによれば、短編集には空灰の単行本未収録オールカラー回、サイト発表作品も収録予定とのこと。楽しみ!
●瀬口忍『囚人リク』/これは見てるだけで痛い。あの特徴のない看守の顔が、だからこそ恐ろしいことに。仲間を盾に脅すのは、熱い男達だからこそ効いちゃうんだよなあ。
古谷野孝雄ANGEL VOICE』/初心者だったから、成長期だからこその強さ。見ていて楽しいのはそれだよな。
水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/いわきはあついなあ。選手名鑑は先週のサチ子で終わり?ちょっと残念。
藤近小梅『凪沢赤音の愛のかたち』/集中連載2回目。ツンボケ女子生徒会長。ベタさの踏襲、クライマックスの外し方と、このメタさが“今風”なんでしょうなあ。
小沢としお『ガキ教室』/で、↑とは文法としてまた違うんだよな、こちらの“お約束”は。/好みの違いっちゃあそれまでっすけど、でもなんつーか描き手も読み手も「おはなし」に身ぃ委ねる意志といいますかさ。その追体験が、自覚しつつも楽しい、しみるわけですよ。
稲山覚也てんむす』/格の違いか。悪役とはいえ本気で頑張る姿はやっぱりカッコいいな、美少女だし。(えー)
●重本ハジメ『鬼さんコチラ』/クラギちゃんかわいい、カッコいい。そもそも鬼を作ったのが夜行で、それも恨みが元なら救済で終われるか。いいんだよ甘くても、こんだけうまいこと味あわせてもらったんだから!次回、最終回。/巻末コメント好きよ。
竹下けんじろう『スポ×ちゃん!』/剣は凶器、剣術は殺人術、でも拙者は遊びのスポーツチャンバラが好きでござるよ、と。茜ちゃんのプレッシャーもそこで救われたわけだからな。最後のコマ、所属欄の仕込みで笑う。
●石坂リューダイ『ばどばどミント!』/集中連載最終回。絵面の魅力は十分に示せたか。


  • 「すべからく」の誤用なんて珍しくもないですけれど、正式な漢字使ってルビ振っててそれで意味間違えてる、というのは初めて見た気がする。より微妙だ。