コミックビーム2011年8月号
- 表紙はスク水、裏表紙は花魁!花魁ていうかライアーソフトの遊郭経営SLG広告!全裸&まわしに負けんな!
- 「頭で考えるな、肌でつかめ。さあ、息をつめて、夏に飛び込もう。」表紙キャッチがカッコいかったんで引用してみました。
●安永知澄『赤パン先生!』/新連載。MDS作戦*1のイラストはこの作品の主人公だったんですね。/動く水、の絵がすげえ。そういえば『やさしいからだ』最終回も、体をとりまく水の話でした。
●ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』/変人でも狂人でもいい、てあたり、この人も大したタマですな。このヒキは危機的展開!もとい、いいギャグだ、もふもふ。/ローマ関係の本、で思い出しましたが、奥村編集長インタビューで『テルマエ』単行本帯ボツ案「塩野七生、爆笑!」を知った時、この人は天才だと思いました。
●三宅乱丈『イムリ』/ここで分断か。苦悩の表情が見せてきます。
●カネコアツシ『WET MOON』/そういう繋がりか。宇宙飛行士モノ…にはならないよね。
●志村貴子『放浪息子』/個人的には高校生編、この地味顔男女が楽しくて仕方ない。今回チラ見してるよ!『BECK』も途中から、斉藤さんサーガメインに読んでたしな俺…。/まあこの作品がここで、女装理由にはじかれる展開くるとは思いませんけど、お約束、てのともまた違うんだよな。内輪つーか。だからこそ気になる地味顔カップル!
●三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/どいつも名前ひでえ…てこっちが戦うの!
●鈴木みそ『限界集落温泉』/あー、潰れてたんだあの旅館。シビアだな。というわけで、次回が見ものです。
●しりあがり寿『そらとみず』/滅びと再生、ということでイメージとしては『方舟』+『ジャカランダ』でしょうか。
●上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/同人誌、というか絵柄変化ネタ。冒頭は70年代イメージかな…手間かかってますね。
●新井英樹『SCATTER -あなたがここにいてほしい-』/やだ、なにこれ楽しい。/本職あがりだったのか…。しかし『銭』のエロ編でもありましたが、この手の男優の個性、ある意味“人間性”って今敬遠されんじゃないかね。女優や状況の“属性”メインつうか。ここでいう「話術・前戯」である人生の再構成(一話のあれですね)は、どちらにあたるのかしら。なんせ新井英樹の描く人間だもんなー。/性に関することだしいろいろ思わせちゃう…て「10月号につづく」て、いつの間にか隔月連載かよ。/あと、こういう汁男いるよね。
●吉田戦車・しりあがり寿・寺田克也・三宅乱丈・安田弘之・安永知澄・市川ラク『特別寄稿“寄せマンガ”岩手漫画家応援ツアー』/被災地ボランティア体験記。/食い物の話に終始した吉田戦車、えらい。/三宅乱丈、うまい!寺田克也、うまい!/安永知澄は、こういうエッセイノリのもいいんですよねー。…『ぶっせん』カラー原画だと!?俺だって欲しいよ!
●唐沢なをき『まんが極道』/単行本修正。手塚先生の修正の嵐も元を正せば、マンガなんて雑誌掲載と赤本が全てで単行本収録なんて、て意識と地続きなのでしょうか。話が分岐する程のでかい修正は…今だとガラかめ?
●松田洋子『ママゴト』/疑似家族だからこその家族の物語てのも定番ですが、やっぱりグッとくるなコレは。
●いましろたかし『ぼけまん』/表明というか日常というか。そして巻末コメントの落差が。
●市橋俊介『敗北DNA』/最終回、先月の予告通り。(みんな思ったよね?)長かった分、いろいろと楽しいネタもありましたが。/『敗北DNA』の単行本が出た際、広告に「文句は買ってから言え!」という一文がありました。買った僕は、今は亡きビームコミュニティサイト・空間コミックビーム上のブログで、「広告に並んでるキャラ絵のうち、ぐるぐる眼鏡にベレー帽の漫画描き女学生キャラ・るこなつ出てこないじゃん、好きなのに」という一文を、すなおに書きました。するとそれから間をおかず、雑誌にるこなつが登場したのです、一年以上ぶり(たぶん)に!マンガの設定から妄想と奇行に走っていた彼女が、「ネームができない!」とひたすら額を机に打ちつけるキャラに様変わりしてて、愕然としたね僕ぁ。今ではそれもいい思い出…かな…。