ビーム感想

コミックビーム2011年3月号
●遠目に表紙絵、須藤真澄かと思った。


  • いましろたかし『ぼけまん』/新連載。予告では「長編」ということでしたが…。“滑稽”という言葉がこれほどピッタリはまる作風もそうないな。
  • ヤマザキマリテルマエ・ロマエ』/ディアナ様…。明日BS11にて『∀ガンダム』最終回放送!宣伝!月の繭!/さりげに、こんな元気なルシウスは初めてじゃないのか。
  • 武内柚樹明・おおひなたごう『まほう少女トメ』/ガリバー旅行記にも、不死ではあるが不老ではない国、てのが出てくるそうで。守護霊といえば聞こえはいいが、こいつ自体が問題の種なわけだし…。
  • 上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/○休祭少女マンガバージョン前編。とりぱんエロイカより愛をこめて蟲師(知らんかった!)、臨死!!江古田ちゃん日出処の天子はみだしっ子のパロディ。三原順がもう!/以前の○休シリーズに比べると、ファンタジー色強めかな。批評性あってこそのパロディ、ということの体現かもしれん、違うかもしれん。後編は最近の作品くくりになるのかしら。
  • 志村貴子放浪息子』/はじめて先生らしいセリフを…!
  • 三宅乱丈イムリ』/情報共有&共闘姿勢完了。話し合い、がちゃんと見せ場ですな。/さて、三宅乱丈作品読み続けてきた身としては、背景に“描かれている”あれが気になって…。もしや…。
  • 三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/…確かにきもちわるい。そして、カッコいい。
  • 唐沢なをき『まんが極道』/ビームで未単行本化作品がどうたら言うなや自虐かよ!という読者の本音はさておき、ヨブコ先生が不屈の魂の人で本当によかった…。この作品でこの人だけは応援したい。この人だけ。
  • 鮪オーケストラ『マグロ交響曲』/新連載。驚いたことに、ちゃんとエロスしてるぜ…。ドジ蒟蒻はブームくるね!
  • 松田洋子『ママゴト』/コンビニのおばさんの「私怨(きもち)」の描写が、地に足ついたリアリティありますな。アペンタエちゃんもいいキャラしてるわ。
  • 竹本泉『あかねこの悪魔』/「本を読んでるときテレビも見てるのであって テレビを見てるときに本は読まない」。ンッンー、名言だなこれは。/つじつま合わせると結果未解決…あるな。
  • 鈴木みそ限界集落温泉』/チーム戦展開!/確かにそういうフック&ファン層てのも現代ならありそう…。その場合、アイドルというものは虚像なんだか生身なんだか。わかるようなわからんような。
  • 三好銀『海辺へ行く道』/隔月連載化。下着ツリー…。『みつどもえ』だったら…げふんげふん。(単行本読んだばかりなんで。)/オチがちっとも心温まらない点ふくめ、この無機質さとざわめきが、やっぱり、うーん何と呼べばいいのか。やーねーまーでとーんーだー♪「いぐね」ネタはよいね。
  • 山川直人『澄江堂主人』/本の価値、とか今でも通じる、もとい今まさに考えられるべきテーマでもありますしな。今出すとなると「漫画全集」の意味合いも変わってくるんでしょうが、個人的に『復活!大人まんが』みたいな“記録”は、どんどん出てほしいと思う。みんな、長新太の描いたマンガ、読んでみたくないか?夏目&呉の復活!大人まんが
  • 金平守人『がけっプチ漫金日記』/関西のオカン、おそるべし。

●次号、タイム涼介新連載!&例の件正式発表!/『テルマエ・ロマエ』も特報あり…やっぱり映像化?



※余談
本日、コミックビームFellows!(早売り)とヤングキングアワーズ(『清々と』手ぬぐい応募目的)と蝋燭姫2巻とタンデムLOVERとそう言やのカナ1巻と少年少女(※ねむようこ作)とうさぎ装束のレジ打ちを待ってる最中、後ろに並んでいた若い女性と店員のやりとりが聞こえてきた。
「あの、探してる本があって検索してほしいんですけど」
「はい。なんという題名ですか?」
さよならもいわずに、っていう」
私の心の臓はどっきんこと鼓動(ソング)を独奏(ツイート)したでゴンザレス。
読もう!ビームコミックス!



(十数秒後)
「すいません、在庫ございませんね」
「あー、わかりました」


(十数分後)
他の店でおかめ日和10巻を買う。大台!ハナコ@ラバトリーがどこにも売ってない…。