チャンピオン感想

週刊少年チャンピオン2011年9号



濱口裕司・モメンタム、新連載。試合の流れ、と聞いてまず思い出すマンガは『実録!関東昭和軍』な私。そう考えると、雰囲気も近いような気がしてくる。
バチバチの新キャラ、この内面でこの役どころてのがよいな。
みつどもえ、姉にはずけずけと嫌み言える末っ子&怒りで震えるもぐうの音も出ない長女&涙ながらに姉をかばう次女(その前のコマから眉下がり気味なのがポイント)、という構図に覚えたこの感情がそうか萌えってやつか多分間違ってない俺的に。でも小学生の時分ってこれくらいボロカスに言えるのよね、兄弟のこと。わかるよいいよ。ちなみにこの語尾にニャンネタ、越智善彦が描くと、マッチョな冒険者さんがニャーニャー言って連れだってる娘さんにドン引きされる、という構図になります。ほのぼの具合が近い作風だということですねホントかよ。あとオチの三十路さんの“あんた”呼ばわりと「ふん」発言は、むしろ同類の証だろ。だが無論、それがいい。ていうかこのラフ画でのさばけた感じいいな、女が描く女って感じで。
毎度!浦安鉄筋家族は本家じゃできないコラボネタ、なんだが対象読者の年齢設定いくつだよ、と思った僕は今月30になって今回大ウケいたしました。モブのサービスぶりが流石だ。
THEキザクラショウ、なんかタイトル聞き覚えあんな、と思ったらあれだ、『シニカル・ヒステリー・アワー』でツネコら通ってんのが黄桜小だわ多分関係ないけど。「あんたら親子は食人種かっ!」てツッコミももう10年以上前のものなんだねえ…(しみじみ)。いや、『Kanon』ですけど…はい、エロゲーですけど…。
シュガーレス、まさしく“メガネ君”だな。
ハンザスカイは苦い幕引き。ここで少年マンガの主人公たる所以、見せてほしい。
ケルベロス、ここでヒロイン登場!っていやあ…むしろ不安が…。
行徳魚屋浪漫 スーパーバイトJ、元同僚のコミックビーム編集長奥村氏も、サイン会で天使のコスプレしてたそうだから大丈夫!何が。
ナンバデッドエンド、そりゃ相手が相手だし本音はなあ…て話ですが。
クローバーは、いや、そこでマジになる主人公もおかしい。いい奴だけど!
重本ハジメ・鏡の国のアニー、読切。異世界との出会いと別れ、てテーマのセンス・オブ・ワンダーはやはりよい。(『のび太の宇宙開拓史』然り!)キャラも立ってるしなぁ。ネジだぜネジ。しかし他に購読してる雑誌がビームとFellows!な私からすると、なぜこれをチャンピオンで読むのかと。好きですけどね。また見たいし。



※どう書いてくかまだまだ思案中、であります。