フェローズ感想

fellows! volume14
●表紙と帯文で、アフロ田中を連想したのは俺だけでいい。


  • 福島聡『カバー・ストーリー』/これ、表紙描いた碧風羽にとっても嬉しいネタの拾いっぷり、だと思うがどうか。リスペクトしてるよな、ちゃんと。
  • 原鮎美『ピーチ・オン・ザ・ビーチ』/レ、レトロじゃのう。
  • 高田築『野ばら』/『青い空を、白い雲がかけてった』に「あした晴れるか」という名篇がありましてな。(全部名篇だけど!)/てのはともかく、うーん、今回はどの要素拡大視するかで、だいぶ評価変わるな、俺ん中で。“大人”はいつの誰だ。
  • 笠井スイジゼル・アラン』/いんどでは、ぎーといいます(ふと思い出した)/コレットが百合てのもやはり、ファンタジーとしての闇の排除、ではありましょうが。ま、かわいいからいいけどね。/でも裸Yシャツ姿は正面から見せるべき!本当は裸じゃない、でもそう言いたかった!何。
  • 雨隠れギド『恋煩いフリークス』/某人妻系エロゲーの“純愛ルート”(再婚エンド)思い出したのは秘密だ。/あと、この人の描く「目」、結構好きです。
  • 長崎ライチふうらい姉妹』/いつか1巻をほめる。/コマごとにいい顔してるのよね、こいつら。今回でいうと、扉めくって一本目一コマ目の二人の表情とか好きだなー。
  • しおやてるこ『たまりば』/美和パイがんばった!いい子!作者もコマ割がんばった!
  • 明仁『玲瓏館健在なりや』/よし!やっちまえー!!!/…まあモテた経験がなくて浮き足だってるだけだ、と思いたい。(綾乃さんが不憫過ぎるので)/あと、絵巧いだけあって、「友達でいて欲しい」のイメージ映像が『狼の口』ばりにキテるんですが。おもしろいけどさ。
  • 市川和馬『WHAT A WONDERFUL WORD!?』/とりあえず、新人の読切にこれだけ写植の手間かける編集がえらいな、と感じた。今は技術の進歩でそれほど大変でもない、のかな。
  • 天乃タカ『塔さえも眠る夜』/読切。また古風だのう。でも「眠れる奴隷」は好きな僕です。
  • 高橋那津子『白獅子の子供たち』/なんか初期の成田美名子作品みたいなノリですね、今回。つまり、嫌いじゃないです私。
  • 百名哲『演劇部5分前リターンズ』/アオリ文、やっぱり「叱咤」もあったのか。そりゃあなあ。というわけで仕切り直しの新連載。/で、いきなりいい話、というかセリフじゃないですか。ジンときたよ、うん。/この百名を見たかった、という人はけっこういるんじゃないかね。私的にはバカノリも捨てて欲しくはないのですが。
  • 近藤聡乃『うさぎのヨシオ』/で、↑に続けてこの内容。プロとは。/前号とはうって変わって!
  • 紗久楽さわ『かぶき伊左』/で、まあお前らもプロなんだから舞台でやれよ、と思っちゃう。さすがに『かぶく者』期待しちゃダメ、なんだけどさ。
  • 薮内貴広『In Wonderland』/絵が洗練されてきてますな。扉絵もよい感じ。このビーバー好きなんだよ!/今回は、内容もホームドラマテイストで楽しかった。カメの詰めエリ!(笑)
  • 長澤真『瑪瑙之竜』/今回は、普通にバトルアクションですね。よい感じ。
  • 原鮎美『でこぼこガーリッシュ』/我々は・兄だ。(言って見たかった。)
  • 八十八良『ウワガキ』/み、宮下さんや!『みつどもえ』の宮下さんやー!!/と、初読時割と素で禁断症状的反応しめした自分の脳が我ながらアレだ。疲れてたんだ眠かったんだよ!
  • 佐野絵里子『為朝二十八騎』/思ったことを素直に言います。「ロリコン、死んじゃったなー。(時事ネタ)」…すんません。
  • 入江亜季乱と灰色の世界』/ぶはははは。うっわ、これ大好きだわ1本目。そっかー、今入江亜季がコメディ描くとこんなんなるんだ。いいわぁ。/2本目、このケーキはなかなか描けない、と思う。だって、「ケーキ」だよ?/そして桃白白飛行法の物理的問題は変身で解決!疑問抱くのは野暮!
  • 吉元ますめ『イモムシのおよめさん』/最終回、て、ええ、もう終わり?残念だなー。/コメディへの気概感じさせる、楽しい作品でした。ぜひまた!
  • 福島聡星屑ニーナ』/もうコレ、一つの発明なんじゃないか、て気すらしてきた。アニメ化するなら監督は渡辺信一郎だな、うん。/で、単行本1巻も造本がエラいことになってます。それはそれでいいんだけど、帯文で「タイム・スキップ・コメディー」バラすのは、できればやめて欲しかったな。ありゃ直接読んで体感すべきもんだろうと。/ましてや、ウチの以前の感想にリンク張ってくれた某ニュースサイト?みたく、もろネタバレな画像掲載とか、しおやてるこがブログに書いたエールを“いち読書の感想”として紹介・リンク張るとかもうね。イラムカ。
  • 森薫乙嫁語り』/この「ヒロイン登場!」は描きたかったんだろうなー、本当に。/あとはまあ、うふ、うふふふ。…いや正しい反応でしょ?
  • なかま亜咲『健全ロボダイミダラー』/腕輪一つで遠隔操作でこの力量とか、敵側技術力あり過ぎだろ。言ってもしょうがないけど!
  • 睦月のぞみ『兎の角』/野外プレイ闖入少女一代。(言ってみたかった。)
  • 空木哲生『西岸の海戦』/読切前編。前回の読切がよかっただけに、予告見た時は世界観の落差に不安を覚えたものですが、なかなかどうして。描き込みと画面の切り返しで、ぐいぐい読ませるアクションもの。こういうのもいいね。
  • 福島久美子『水晶石の森』/いやホント、家庭でやる漬け物は重労働なんですよ。またやるのが冬だから、手のあかぎれに塩と汁がビリビリしみてねぇ。でも、やってるうちにそれがちょっと気持ちよくなってくるのさっ!(変態だー!)/…内容関係ないし。
  • 室井大資『ブラステッド』/最終回。正直、絵と内容に荒れを感じた時期もあったが、最後できっちり締めてきた。美しいエンドマークだ。
  • まさひこ『グルタ島日記 電光オルゴール創作人フゥ』/次回最終回、か。この世界も、できればまとめて長い尺で味わいたいものですが、単行本出るのかな。/おまけコラムの方には、内容からか、以前士郎正宗がやってたエロ絵ピンナップ連載がだぶってしまいました。ごめん。
  • 宮田紘次『真昼に深夜子』/最終回。最後に出会ってやることは、共に走る、か。いいね。/『ききみみ図鑑』も出てるよー、おもしろいよー。内容もさることながら、造本マジ楽しい。/しかし、『ききみみ』も『野ばら』も『ノラ猫の恋』も新装版『難波鉦異本』&『大平面の小さな罪』も担当だとは…ほれちまうぜ、編集森岡!
  • 鈴木健也『蝋燭姫』/最終回。最後までズシンと、来るべき結末であったろうとはいえ。強い作品だった、本当に。/吹けばかき消えてしまうもの。それでも、か。
  • 丸山薫『ストレニュアス・ライフ』/うん、いいネタ、いいオチだ。

●目次の顔面揃い踏み、な挿画が妙にツボなんですが。やっぱり“うまい”作家だよな、福島聡